今、本当に日本や世界は激動の渦中に投げ込まれた、と言って良い状況です。
8月14日、本ブログで「歴史は人間が多くの局面で同様な事態を繰り返すことを教える!!米軍のアフガン撤退も米中対立も!!」の題でアフガニスタンの米軍撤退はベトナム戦争末期の再来だ、などの内容をお伝えしましたが、早くもその予測が的中する事態です。
8月16日22時40分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「アフガンの空港大混乱 飛行機にしがみつき墜落死も」の題で「アフガンにタリバン政権」の特集項目にて、次のように伝えました。
『【シンガポール=森浩、ワシントン=黒瀬悦成】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言をした。ガニ大統領は同日、国外へ逃れた。隣国のウズベキスタンとみられる。2001年の米中枢同時テロ後の米軍攻撃を受けて成立したアフガンの民主政権は崩壊。かつて政権を追われたタリバンが約20年ぶりに復権する事態となった。
カブール国際空港は16日、国外脱出しようとする市民らで大混乱に陥った。現地の報道によると、空港内では何者かの銃撃で少なくとも5人が死亡。離陸する飛行機にしがみ付いた人が地面に落下し、複数人が死亡したもようだ。
タリバン幹部は「比類なき偉業」を達成したと宣言。タリバン報道官は「戦争は終結した」と話した。国連安全保障理事会は16日、緊急会合を開き、アフガン情勢への対応を協議する。
バイデン米大統領は14日、米国民らの退避を支援するため米軍部隊計約5千人の一時増派を承認したと発表。国務省と国防総省は15日、さらに千人の増派を承認し、向こう48時間で増派規模を計約6千人にすると発表した。国務省のプライス報道官は15日、カブールにある米大使館の全館員が大使館を離れ、カブール国際空港に移動したと明らかにした。
欧州各国も自国民の退避を急いでいる。英軍は600人を現地に派遣。ドイツ政府も15日、独軍の輸送機をカブールに派遣すると発表した。
タリバンはバイデン政権が駐留米軍の撤収作業を本格化させた4月下旬から攻勢を強めた。今月14日にはかつて反タリバン勢力の拠点だった北部マザリシャリフを、15日には東部ジャララバードを支配下に置き、主要都市をほぼ制圧。同日、「治安維持」名目でタリバン構成員らがカブール入りし、大統領府を掌握した。カブールでは大規模な戦闘などは確認されていないという。
タリバンは1996~2001年に政権の座にあったが、イスラム法の極端な運用を続け、女性の就労の制限や娯楽の禁止などを徹底した。人権抑圧再来への懸念が広がっている。
トランプ前米政権は昨年2月、駐留米軍の今年5月までの撤収でタリバンと合意。バイデン氏は8月末までの米軍撤収を進めていた。』
正に、今、アフガニスタンはベトナム戦争末期、南ベトナムが北ベトナムに敗退した時の混乱を思い出される状況です。
我が日本も、厳しい気象変動により各地で豪雨被害は出ていますし新型コロナ禍で苦しんでいるのは事実ですが、これらの動きを放置は出来ません!!
同日、首相官邸HPは「緊急事態宣言の取扱い等についての会見」の題で菅義偉首相の会見次のように公開しました。
『(緊急事態宣言の取扱いについて)
先ほど、関係大臣で今後の対応について議論いたしました。全国的に見て、過去最大の感染拡大が続いている中で、各地域の緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置について、明日の分科会に掛けることを決定いたしました。特に医療体制の構築が極めて大事だと思っています。自治体と連携して自宅にいる患者の方々への電話による診断の診療報酬を引き上げ、また特に50歳以上の方、またそれ以下の方でも既存の症状のある方に中和抗体の診療について、全国で今、1,000か所の病院の中に置かれているわけですけれども、積極的に更に広げる、あるいはまた、今日視察させていただいた東京のホテルの臨時の病床、そうした施設でも幅広くできるように徹底していこうと、そうしたことを議論いたしました。
(アフガニスタンの情勢について)
アフガニスタンにおいて、タリバンが首都カブールへの入域によって、現地政権は機能しなくなっております。今後、タリバンの政権移譲が見込まれると我が国としても認識しております。政府としては、現地の最新の情報を把握しながら、米国などの関係国と連携して、今、対応しているところであります。
(緊急事態宣言の延長を分科会に諮らざるを得なくなったことについて)
そうした覚悟をもって対応することを私は申し上げました。そしてそのことに向かって、ワクチンの接種、あるいはその対応について、今申し上げましたけれども、新しい中和抗体の方法、例えば薬を世界に先駆けて我が国で確保して、軽症者の方やあるいは中等症の方が重症化しない、そうした対策を今しっかり行っております。こうしたことをしっかり行いながら、やはりこの世界全体としてデルタ株が猛威を振るっている中で、世界の中でも最小限に国民の皆さんに影響がないようにするために全力で取り組んでいます。まずは今の目先のことを解決に向かって全力でやるのが私の責務と思っています。
(感染拡大防止策の問題点と今後の対策について)
今申し上げましたけれども、正にこのデルタ株は大変猛威を今振るっていまして、これは世界、ある意味では全ての国でそうした状況ではないでしょうか。そういう中にあって、我が国はやはりこのワクチン接種を全力で行うというのが私の大きな仕事だと思っています。今、この8月のお盆時ではありますけれども、1日100万回接種のペースで進んでいます。そして、やはり医療体制を充実させる、感染された方に対しての医療体制をしっかり充実させることが、今一番大事なことだと思います。感染拡大を阻止することができなかったということでありますけれども、それは世界がこのような状況の中で、感染が拡大する中で今対応すべきことは、そうした感染された方が重症化しないこと、あるいはワクチン接種を高めて、感染拡大をしないように取り組むのが私の仕事だと思います。』
正に、菅義偉首相には、新型コロナ感染対応と共に、アフガニスタン情勢への対応もお願いしたいと存じます。
このような中、吉報なのかも知れませんが、南硫黄島近くの海底火山、福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)で島の形成が確認された旨を読売新聞オンラインが同日20時20分に「小笠原諸島付近で新島を確認…11年ぶり噴火の海底火山、過去3回は「島」消滅」の題でmsnにて次のように伝えました。
『11年ぶりに噴火が確認された小笠原諸島付近の海底火山「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」について、気象庁は16日、新島(直径約1キロ・メートル)を確認したと発表した。これまでにも噴火後に「島」が確認されたことが3回あったが、いずれも波に浸食されるなどして消滅している。
福徳岡ノ場は小笠原諸島・硫黄島の南約50キロ・メートルにあり、13日に噴火。海上保安庁の航空機が15日午後1時頃に新島を確認した。島は海底火山を取り囲むような馬蹄(ばてい)形で、北西側では海面約60キロ・メートルにわたって噴出した軽石などが浮遊していた。
気象庁によると、福徳岡ノ場の噴火は明治以降に少なくとも7回確認され、うち3回で島が出現した。最後に島が確認されたのは1986年だったが約2か月後に海に沈むなど、いずれも島として残らなかった。
産業技術総合研究所の山元孝広・副研究部門長(火山学)は、「福徳岡ノ場ではこれまで、溶岩ではなく軽石が噴出してきた。噴煙の高さから今回の噴火もこのタイプで、島は軽石でできているとみられる。溶岩に切り替われば島として残ることもありえるが、現状では可能性は低い」と話している。』
東京五輪閉幕後、明るい話題がここ一週間ほど無かったので、期待したいですね!!
アフガニスタンで政府瓦解、海底火山の福徳岡ノ場で島出現、豪雨被害と新型コロナ禍どころではない!!
現実的でかつ即効性のある対応を!!
8月16日、官邸にて緊急事態宣言の取扱い等についての会見を行う菅義偉首相
出典:首相官邸HP
タリバンが政権を掌握した中、離陸する米軍のC-17輸送機に殺到するアフガニスタンの人々
出典:保守系ツイッター流布画像
これでは、死者も出る訳だ・・・。
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8月14日、本ブログで「歴史は人間が多くの局面で同様な事態を繰り返すことを教える!!米軍のアフガン撤退も米中対立も!!」の題でアフガニスタンの米軍撤退はベトナム戦争末期の再来だ、などの内容をお伝えしましたが、早くもその予測が的中する事態です。
8月16日22時40分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「アフガンの空港大混乱 飛行機にしがみつき墜落死も」の題で「アフガンにタリバン政権」の特集項目にて、次のように伝えました。
『【シンガポール=森浩、ワシントン=黒瀬悦成】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言をした。ガニ大統領は同日、国外へ逃れた。隣国のウズベキスタンとみられる。2001年の米中枢同時テロ後の米軍攻撃を受けて成立したアフガンの民主政権は崩壊。かつて政権を追われたタリバンが約20年ぶりに復権する事態となった。
カブール国際空港は16日、国外脱出しようとする市民らで大混乱に陥った。現地の報道によると、空港内では何者かの銃撃で少なくとも5人が死亡。離陸する飛行機にしがみ付いた人が地面に落下し、複数人が死亡したもようだ。
タリバン幹部は「比類なき偉業」を達成したと宣言。タリバン報道官は「戦争は終結した」と話した。国連安全保障理事会は16日、緊急会合を開き、アフガン情勢への対応を協議する。
バイデン米大統領は14日、米国民らの退避を支援するため米軍部隊計約5千人の一時増派を承認したと発表。国務省と国防総省は15日、さらに千人の増派を承認し、向こう48時間で増派規模を計約6千人にすると発表した。国務省のプライス報道官は15日、カブールにある米大使館の全館員が大使館を離れ、カブール国際空港に移動したと明らかにした。
欧州各国も自国民の退避を急いでいる。英軍は600人を現地に派遣。ドイツ政府も15日、独軍の輸送機をカブールに派遣すると発表した。
タリバンはバイデン政権が駐留米軍の撤収作業を本格化させた4月下旬から攻勢を強めた。今月14日にはかつて反タリバン勢力の拠点だった北部マザリシャリフを、15日には東部ジャララバードを支配下に置き、主要都市をほぼ制圧。同日、「治安維持」名目でタリバン構成員らがカブール入りし、大統領府を掌握した。カブールでは大規模な戦闘などは確認されていないという。
タリバンは1996~2001年に政権の座にあったが、イスラム法の極端な運用を続け、女性の就労の制限や娯楽の禁止などを徹底した。人権抑圧再来への懸念が広がっている。
トランプ前米政権は昨年2月、駐留米軍の今年5月までの撤収でタリバンと合意。バイデン氏は8月末までの米軍撤収を進めていた。』
正に、今、アフガニスタンはベトナム戦争末期、南ベトナムが北ベトナムに敗退した時の混乱を思い出される状況です。
我が日本も、厳しい気象変動により各地で豪雨被害は出ていますし新型コロナ禍で苦しんでいるのは事実ですが、これらの動きを放置は出来ません!!
同日、首相官邸HPは「緊急事態宣言の取扱い等についての会見」の題で菅義偉首相の会見次のように公開しました。
『(緊急事態宣言の取扱いについて)
先ほど、関係大臣で今後の対応について議論いたしました。全国的に見て、過去最大の感染拡大が続いている中で、各地域の緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置について、明日の分科会に掛けることを決定いたしました。特に医療体制の構築が極めて大事だと思っています。自治体と連携して自宅にいる患者の方々への電話による診断の診療報酬を引き上げ、また特に50歳以上の方、またそれ以下の方でも既存の症状のある方に中和抗体の診療について、全国で今、1,000か所の病院の中に置かれているわけですけれども、積極的に更に広げる、あるいはまた、今日視察させていただいた東京のホテルの臨時の病床、そうした施設でも幅広くできるように徹底していこうと、そうしたことを議論いたしました。
(アフガニスタンの情勢について)
アフガニスタンにおいて、タリバンが首都カブールへの入域によって、現地政権は機能しなくなっております。今後、タリバンの政権移譲が見込まれると我が国としても認識しております。政府としては、現地の最新の情報を把握しながら、米国などの関係国と連携して、今、対応しているところであります。
(緊急事態宣言の延長を分科会に諮らざるを得なくなったことについて)
そうした覚悟をもって対応することを私は申し上げました。そしてそのことに向かって、ワクチンの接種、あるいはその対応について、今申し上げましたけれども、新しい中和抗体の方法、例えば薬を世界に先駆けて我が国で確保して、軽症者の方やあるいは中等症の方が重症化しない、そうした対策を今しっかり行っております。こうしたことをしっかり行いながら、やはりこの世界全体としてデルタ株が猛威を振るっている中で、世界の中でも最小限に国民の皆さんに影響がないようにするために全力で取り組んでいます。まずは今の目先のことを解決に向かって全力でやるのが私の責務と思っています。
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今申し上げましたけれども、正にこのデルタ株は大変猛威を今振るっていまして、これは世界、ある意味では全ての国でそうした状況ではないでしょうか。そういう中にあって、我が国はやはりこのワクチン接種を全力で行うというのが私の大きな仕事だと思っています。今、この8月のお盆時ではありますけれども、1日100万回接種のペースで進んでいます。そして、やはり医療体制を充実させる、感染された方に対しての医療体制をしっかり充実させることが、今一番大事なことだと思います。感染拡大を阻止することができなかったということでありますけれども、それは世界がこのような状況の中で、感染が拡大する中で今対応すべきことは、そうした感染された方が重症化しないこと、あるいはワクチン接種を高めて、感染拡大をしないように取り組むのが私の仕事だと思います。』
正に、菅義偉首相には、新型コロナ感染対応と共に、アフガニスタン情勢への対応もお願いしたいと存じます。
このような中、吉報なのかも知れませんが、南硫黄島近くの海底火山、福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)で島の形成が確認された旨を読売新聞オンラインが同日20時20分に「小笠原諸島付近で新島を確認…11年ぶり噴火の海底火山、過去3回は「島」消滅」の題でmsnにて次のように伝えました。
『11年ぶりに噴火が確認された小笠原諸島付近の海底火山「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」について、気象庁は16日、新島(直径約1キロ・メートル)を確認したと発表した。これまでにも噴火後に「島」が確認されたことが3回あったが、いずれも波に浸食されるなどして消滅している。
福徳岡ノ場は小笠原諸島・硫黄島の南約50キロ・メートルにあり、13日に噴火。海上保安庁の航空機が15日午後1時頃に新島を確認した。島は海底火山を取り囲むような馬蹄(ばてい)形で、北西側では海面約60キロ・メートルにわたって噴出した軽石などが浮遊していた。
気象庁によると、福徳岡ノ場の噴火は明治以降に少なくとも7回確認され、うち3回で島が出現した。最後に島が確認されたのは1986年だったが約2か月後に海に沈むなど、いずれも島として残らなかった。
産業技術総合研究所の山元孝広・副研究部門長(火山学)は、「福徳岡ノ場ではこれまで、溶岩ではなく軽石が噴出してきた。噴煙の高さから今回の噴火もこのタイプで、島は軽石でできているとみられる。溶岩に切り替われば島として残ることもありえるが、現状では可能性は低い」と話している。』
東京五輪閉幕後、明るい話題がここ一週間ほど無かったので、期待したいですね!!
アフガニスタンで政府瓦解、海底火山の福徳岡ノ場で島出現、豪雨被害と新型コロナ禍どころではない!!
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出典:首相官邸HP
タリバンが政権を掌握した中、離陸する米軍のC-17輸送機に殺到するアフガニスタンの人々
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