さてさて、
小説の楽しみと言えば、
お話の内容もそうなのですが、
表紙の絵や、本文中の挿絵なんかも
楽しみだったりします。
長い期間、書かれてきた『グイン・サーガ』なので、
イラストレーターの方も、何人か代わりました。
そちらのご紹介です。
まずは、
記念すべき、1~19巻、
イラストレーターは、
加藤直之氏です。
重厚で重みがあり、個人的にはグインのイメージに
一番ピッタリと合っている気がします。
加藤さんは、最近では、
角川文庫版の『ガンダムUC』の表紙を書かれております。
大好きな『グイン』を描かれていた方が、これまた大好きな『ガンダム』
の世界を描く、という事だけで感無量であります。
お次は、
20~56巻、
日本を代表するイラストレーター、
天野喜孝氏です。
タツノコプロや、ファイナルファンタジーなどで、
お世話になっている方も多いでしょう。
(私はバンパイアハンターDのイメージが大きいですが)
天野さんの書くグインは、線が細いのですが、より怪しく
妖艶で、魔道の世界のグインをより鮮明に描き出して
おりました。
表紙と挿絵以外にも、タイトルロゴの縁取り(?)にも
凝っていて、
こ~んな感じで趣向を凝らしたものになっておりました。
ちなみに、英文字の『GUIN SAGA』のロゴマークは、クラッシャージョウや、
ダーティーペアでお馴染みな、高千穂 遥氏のデザインです。
こちらの、
画集のように、
皆さん、
グイン・サーガ関係の、
画集も、
出しております♪
57~87巻は、
未弥 純氏です。
宗教画っぽくって、
この方の描く、ナリス様が一番好きでした。
88~最終巻は、
丹野 忍氏が描かれました。
個人個人のキャラクターが生き生きと
描かれており、それぞれの特徴がよく出ておりました。
皆さん、
最新刊の執筆が終わると、真っ先に読む事が出来て、
(ウラヤマし~!)
読んだイメージから、イラストを描かれておりました。
作者である栗本 薫と同じように、『グイン』の世界に
生命の息吹を吹き込んだ、立役者であります。