さてさて、
Tanfoglioをどこまで再現出来るか?!
あじゃさんの加工をどこまで減らす事が出来るか?!
このふたつの命題のため、KSCのCzとパーツの素材を、
大阪のモデル工房Sさんにお送りしました。
私は、モデル工房Sさんやてるぱ大臣さんと違い
機械加工の手順や仕組み、パーツの固定や加工の
限度などは、全く分からず、その加工の仕方なども
知らないので、『ここは、こういった形状に出来るか?』
『こんな形状のパーツは製作可能か?』、といった、
大まかなお願いしか出来ません。
私は『撃つ!』ことが前提なので、
大体、それらしい雰囲気であれば、
細かいところの再現や仕上げなどは
気にしないのですが、あじゃさんや、
モデル工房Sさんは、期待を遥かに
上回る加工でもって仕上げて下さるので
こっちが撃つのをためらうくらいです(汗)
ではでは、
まずはスライドの加工から行きましょうか♪
実銃のスライドは、このようなっております。
・ノコギリ状ではない大き目のセレーション
・『LIMITED』の刻印
・分解する時の目印のノッチが線から→点に
などが、Czからの大きな変更点なのですが、
他にもCzとは明らかに違う箇所がいくつもあるんです。
まず、フロントセレーションですが、
Czはスライド先端が薄くなっているので肉盛りして
フラットにしなければなりません。
また、バレル先端は、
Czは、ちょっと飛び出てるのに対し、
Tanfoglioは、ほぼ面イチ。
そしてロンリコ仕様となっております。
と、言う事は、
このスライドの厚みを同じにし、
スライド先端もかさ上げし、
ロンリコの穴を開ける、
と言う、かなりの大作業です。
でも、この加工により、元のCzの雰囲気が
ガラッと変わる、大変重要な箇所でもあります。
で、
出来上がったスライドはコチラ♪
凄いっ!ちゃんとTanfoglioになってるし!
刻印もキレイにバッチリ。
セレーションも綺麗ですし、
こちらにも『CAL 9×19』の刻印が。
ちなみに、
スライド先端のかさ上げは、このように
ABS素材からの削り出しで、KSCのABSスライドに
接着してあるようです。
セレーションは、ABSの板から削り出し、
それをスライドに貼り付けたような気が
するのですが、どうでしょうか・・・
モデル工房Sさん?
(※モデル工房Sさんのブログにて詳細が記事になっております♪)
それにしても、素晴らしい加工技術ですね!
ここだけ見ても、Czには見えませんから。
まだまだ続きま~す♪