阿寒湖の朝は早い。五時ごろ起床でもこちらはもう寒く明るい。
安いツアー旅行である。宿は町の中心にあり、昨夜も着いた時は真っ暗闇。
修学旅行の高校生と同じ宿、棟は違っても風呂は一緒、なぜか落ち着けない。
作夜外出する。「マリモ~ヨ♪マリモ♪」と喧しい、寒く早めに帰り床につく。
今度は鼻がムズムズ、のどがイガイガ原因は羽ぶとんにあるらしい。マスクを
買いに再び夜店に、さらに宿の人には新しい?ふとんに替えてもらったら治った。
しかしそんなことも阿寒の朝のすがすがしさや阿寒湖畔の懐かしさが昨夜のことを
忘れさせた。この日も天気に恵まれた「晴れ男」神話は崩れない。