文字通り真夜中のパリに魔法がかかり、観客をおとぎの世界へトリップさせる。
国民性だろうか?ただそれだけのこと。日本人にとって、そのあとに残る空しさ、
夢から覚めた時の儚さがわいてこないのである。
昔のパリは、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ、ロートレック、ゴーギャンらの偉人
そして舞台は、セーヌ河岸、オランジュリー美術館、ロダン美術館、ジヴェルニー
のモネの庭園、ヴェルサイユ宮殿、、マキシム・ド・パリ・・・と
これが強いユーロ圏の夢?
残念!ぼくにとっては、感動の不完全燃焼に終わった。
やはり欧米文化と日本文化は違うということが判った気がした。
映画館を出た現実の世界、経済では、ユーロ圏のスペイン問題を警戒。
長期金利日米独で急低下の見出しの新聞を見る。さらに円高が進む。
経済の激しい変化が、各国の文化に与える影響?
今までの歴史、文化がこれからの経済を変えるのか?
よくわからないが、世界全体が何か変えないと、変わらないと人間社会の絆が
切れる危険な気がする。