「守山」
桜花爛漫と咲き乱れる弥生の春の、野洲川沿いの守山宿を描く。遠景には近江富士と呼称される三上山が見える。このシリーズで桜を取り上げたのは他には「大宮」宿があるだけで、この絵のように桜に囲まれた景色を描いたものは他にない。山また山の貧しい寒村を貫く中仙道もあと草津、大津を残すだけ、やっと愁眉を開いたといった感じで、解放感がみえる。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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