「土山」
土山は京に向かう最後の難所で八百八谷といわれた鈴鹿峠を越えた所に在る。宿場の東側を流れる田村川沿いを、雨の中大名行列が通っている。田村川は鈴鹿山脈に続く細く急な川である。土山宿は伊勢湾からの風が入り、雨が降りやすい地域で、歌にも「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」と歌われている。土山宿への道は箱根に匹敵するような難所で、明治時代に鉄道を開通される時には、鈴鹿峠を避け迂回して線路が敷かれた。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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