切り絵

浮世絵を切り絵に

木曾海道六十九次 河渡 

2022年06月03日 | Weblog

「河渡」 

河渡(ごうど)は長良川を越す渡し場の宿であるが、京に上る旅人はすでに路銀も少なくなり、この宿は足早に立ち去る人が多かった。此処ではそのような宿場とは関係なく、長良川の鵜飼の有様を描く。鵜匠が鵜を使うのは鎌倉時代から行われたが、徳川時代になり隆盛になった。使う鵜は海鵜で、一人で十二羽まで操作して、魚を捕えた鵜の姿がシルエットで描かれ、手に檜縄を握る鵜匠、船中には鵜籠があって、当時の風俗を窺わせている。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 木曾海道六十九次 加納 | トップ | 一年前のブログ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事