お正月は日本酒でしょうということでもなかったが、昨年末から今年に掛けて飲んだ日本酒は昨年秋にまとめて買ってきた会津の地酒が中心でした、日本酒の味の違いはワインほどではないと思うけれど、地域差などはやはりあって、さらに同じところでも作り手の違いや同じ蔵でも作り方の違いが銘柄に出てきます、その細かい差まで見分ける舌はありませんが多少のコメントを。
①曙 本醸造 限定酒
会津坂下の地酒でその地元の酒屋で購入したが、本醸造限定酒というラベルがある、本醸造らしい引き締まった感じはあるがそれ以上に旨味が利いている、これまでに飲んだこの後に記す開当男山や菊泉川よりも我家夫婦の好みに合っている、ただこの蔵元の銘柄は天明と一生青春なのだが、この酒蔵の名だけの酒はどちら風なのだろうか、以前に飲んで美味しかった一生青春のおりがらみ火入れ(現在は火入れは造っていないらしいが生酒はあってややクドサが気にはなった)ほどのきれい味ではない、どうも地元限定ものらしいが。
②菊泉川 吟醸酒
会津坂下にあるこの蔵元の飛露喜は一般では買えないという人気だが、秋に泊った郡山の宿で一合だけ冷やで飲んだ時には香りもなく味も辛口で強いけれど旨味があまりなかったので、今回その蔵近くの五ノ井酒店で地元出荷ものでいつもあるというこれを買ってみた、一応吟醸というラベルはあるがこれもあまり吟醸香は感じられず、味の方もこの前飲んだ飛露喜と似た感じだがそれよりやや弱め、二日目にはやや旨味が出てきて飲みやすくなったが、宿で飲んだものは封明けしてどのくらい経ていたものだったのかなぁと、次回にこの酒屋に来ることがあったら地酒に詳しそうな主人の評価を聞いてみましょう。
③開当男山 普通酒
会津の田島は今の南会津となった所の酒で、只見の宿で飲んだものが美味しかったのでスーパーでこの普通種を購入してみた、味わいの全体の感じは似てはいたが、宿で飲んがものよりは品位では劣る感じ、ランク差でしょうか、でも淡麗旨味という酒で悪くはない。
④開当男山
これは上記のこの前に飲んだ地元普通種よりも格上の味です、本醸造らしいキレがあってシミジミと旨いなぁという感じの酒で量が飲めちゃう、飽きが来ないという味わいの酒でした。
⑤百十五 純米酒
猪苗代の稲川酒造の純米酒、会津に行った時にはしばしば買ってきた銘柄です、この蔵では七重郎が一番上のクラスでこれがそれに継ぐのかな、旨味タップリでさらに柔らかみもあって美味しい酒です。
⑥ふなの郷 生酛造り純米酒 数量限定
長野のツルヤだけでコラボ販売という八千穂にある黒澤酒造の数量限定表示もある生酛造純米酒、それが1000円以下という安さなのは地元産のコシヒカリを使っているからか、吟醸みたいな風味は無いけれどシッカリ骨格がある味わいは生酛造りから来るものでしょう、我家は冷酒として飲むとびきりのコスパ抜群安旨酒だと思いますが12月にはもう売り切れていたようです、残念、でも来年も販売されることを期待します。