三日目の宿は初めてとなる猪苗代湖の南で郡山西部の山間にある休石温泉太田屋という一軒宿、実は会津では裏磐梯にある東急ハーヴェストクラブに泊ろうかとしたら売却で東急から離れてしまっていた、それでちょっと前のテレビでここを知って調べたら、実にお手頃価格だったのでそれ以上はあまり期待もせずに予約したもの、山の中の一軒宿で休石という地名も何かありそうな感じもありましたが。
峠越えの道で看板が無ければ通り過ぎてしまう場所に宿がありました、3時ちょっと過ぎでしたが駐車場には10台ほど、早い宿入りの人が多いのかと思ったら日帰り入浴客がまだ多かったみたいでした、建物を見ればリニューアルしたのかいい雰囲気の和風旅館の風情、敷地が広そうなのと谷筋の佇まいとが思いもかけずいい雰囲気で当たりだったかなと、更にチェックインでは始まったばかりのGOToキャンペーンが適用できるという、ワクチン接種証明を持ってきてよかった、こういう規模の旅館でも事前予約も含めて適用できるようにしていたのはご立派です。
客室からの眺め
目の前は渓谷となっている
客室には既に布団が敷かれていた
早速にも温泉に、そこまでは渡り廊下となっていて途中には休石の由来があったが八幡太郎義家が休んだとはと歴史があるんですね、温泉は29℃というので沸かし湯ですが硫黄臭が少しある無色透明のきれいな湯、特に露天風呂は目の前が森林で風情があります、内湯よりもぬるめで長湯もできます、ただこの時間帯までは外来客も多いのだけは難ですかね、沸かし湯なので夜は10時までで朝は6時からとなっていました。
休石の由来
温泉分析書はこれだけ、正式の書類も掲げてほしいですね
夕食は品数豊富ですが全部が既に並べられていました、これは給仕の手間を最小にしているわけで料金に反映させているんでしょうね、でも暖かいものはチャンとしていました、鯉の旨煮がメインとなっています、最後のご飯での味噌汁だけが後出しとなっておりましたが、二人とも腹いっぱいでもうご飯は食べられませんでした。
夕食膳
日本酒のメニューでは300ml冷酒が無くてすべて一合単位という、その中に飛露喜があったのでキャンペーン割引があるからと注文してみた、これが吟醸酒の香りを期待していたら全く違う造りでした、複雑な味で強いという酒質で料理には合わない感じ、日本酒好きの女房も同意見で、一日目での開当男山や国権の方が我々の好みでしたよ。
飛露喜
オクラの胡麻和え
お麩
身欠き鰊は会津では定番もの
煮物
このお造りはなかなか
茶碗蒸しには貝が
立派な鯉です、特に肝が美味しい
鶏肉の鍋
御飯以外に
味噌汁
デザートのプリン
朝風呂は泊り客だけなのでユックリと浸かっていい湯だな気分を満喫、そのあとの朝食も小鉢などいろいろとある、珍味などと場所柄で山菜煮物類ではやや塩分過多かな、普段家庭ではあまり食べないものをというのでしょうね。
朝食膳
GoToキャンペーン適用でお手軽料金が更にお得になって大満足、この宿は変にお構いをしないというコンセプトがあるのかな、それも我々にはむしろ好ましい、会津に来ることがあったらまた利用したい宿となりました。