軽井沢植物園では月に2回の観察会を開催していて、園長さんがその時期の花を中心に園内を巡ってレクチャーを、種類ごとの特徴や植物ながらの面白い仕組みなどと約1時間ほど、更に新しく植物園用となった展示施設では軽井沢の植物と浅間山との関連など、生態変遷の様子や保存の必要からこの植物園ができたことというような説明が30分ほど、なかなかにタメになり楽しい時間が持てるのです。やはり植物園は多くの種類と数が見られるから、この時期でも花に不足はありませんね。
時間を間違えて30分ほど早く来てしまって、まずは料金所の横にある今咲いている花の写真を見てから少しだけ園内を歩いて様子を確認、参加者が集まってきた頃を見計らって集合場所に、時間キッチリの10時半に園長さんが現れて早速にも観察会の始まり、今回はやや少な目だったので説明を聞くのが楽であったような。
7月下旬に咲く花の写真
さらにこの日はユウスゲ(アサマキスゲ)の種の無料配布があって、発芽率はいいというからこれをゲット、山荘周囲に蒔いてどれだけ定着してくれるか楽しみが増えましたよ。
配布し始めたばかりでしょうか
この日に説明があった植物を写真と、その時の説明で記憶に残ったものをコメントで以下に。
この時期一番華やかに目立つ花はキチョウ、その中には白花も。
キキョウの花と雌しべの左から前期、中期、後期の状況の説明が、雄しべが終ってから雌しべの先端が開いて自家受粉を防いでいるんだと
オカトラノオは強い植物で何処にでも見られる。
花は下から咲いてくる
カミキリムシが
オオバギボウシはまだ開ききっていない。
山菜のウルイはこの出始めの若い葉
キクイモモドキの花は中の雄しべみたいなものも花で外周部から咲いていくんだそうだ。
モドキというようにこの根には芋は出来ない
西洋から日本に入ってきた最初の場所が軽井沢というハチミツソウ、養蜂ミツバチのために持ち込まれたとか。
花は地味でも蜜があるんだろうね
サイカチの木はカブトムシの木ともいうように樹液が多いと、ハチミツソウのついでの説明で。
イタチササゲの花、この植物は先端の蔓で他の植物に巻き付き、自分では自立できない。
さやマメの実はイタチなら食べられるかもというのかな
キハギの木は白と赤の花が混じっている。
オミナエシも開花の手前、開くと独特の臭いがあるとか、キキョウなどと秋の七草は草原の植物が多い。
マツムシソウは咲き始めの一輪が
昼前まで花が残ってくれていたユウスゲ、軽井沢ではアサマキスゲとも呼ばれ、特に花茎の高さが高いんだそうだ。
一つの花は夕刻から朝までで終わる
ヒゴタイも一輪だけだ開花。
クサレダマの名は樹木のレダマに対しての命名と。
葉がヤマブキに似ることからヤマブキショウマと、ちょっと前に林間で見たもっと小さなショウマ系の植物を聞いたら、軽井沢ではアカショウマだろうということであったのでこの前のブログに訂正を追記した。
蔓植物のアーケードがあって、手前からマタタビ、サルナシ、ヤマブドウ。
山椒の実が沢山稔っていた、この前に山荘近くで採って煮たものより大きくなっている。
このシモツケの花は珍しい、多くは赤いのだがこれは白に一部ピンクも混じっている。
こちらはホザキシモツケで密集して繁茂している。
これは根で横に広がり他を圧していくとか、上のシモツケはそんなことはない
上記2種は樹木だがこれは草本でアカバナシモツケソウと草であることを名でも。
最後の展示室の説明は僕だけは前回に聞いていたが、女房は初めてなのでお付き合いを、その内容はコチラで既に書いています。
最後は向かい側にあるという自然園にも回ってみた。こちらは東京オリンピックでの競技場になった射撃場があった場所で、草原状態で残っていたから往時の軽井沢の植物がかなり残っていて、今は植物園が管理して維持保存と再生をしているとか。ちょうどノハナショウブが盛り、アヤメは今でもまだ見かけるがこれらは僕は山荘周辺の自然界では見たことがありません、記憶では長門牧場への道筋で珍しく一つだけ見たような、色が赤みが強くてアヤメとは違いますね。
国際射撃場があった場所
ノハナショウブ
手前にユウスゲ
手前にアカバナシモツケソウ、奥はモリアザミでしょうか