ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***桜を追いかけてのドライブ 上野村 その2 前半 2003.4.11(土)~12(日)

2014-03-13 17:18:21 | 旅日記

 今年も軽井沢の小屋を開けながらの上野村泊りでほぼ同じコースをたどることに。前日に朝採りの筍を貰ったとかで筍ご飯があったのでそれを食べて、早朝といっても我々としては遅めの6時過ぎに家を出れば、思いのほか道路が空いていて8時半過ぎには軽井沢に到着。昨日の予想では雨ということだったが、やや変化が遅れたようで薄曇に日差しもややあり布団干しもどうやらできて、小屋の中も思ったよりきれいで掃除は早々と終ったのでプリンスショッピングプラザでまず時間を潰す。

 そのあと旧軽に出て例のパン屋に行けば種類も量もエラク少ない、なんでも二組の団体客が入り無くなってしまったとか。昨年バスガイド研修らしきが店に来ていて、先輩コンダクターから講釈を受けているのを見かけたが、向かいの浅野屋の蔭に隠れていたものがTVにも出たしで最近は繁盛していますねぇ、次からは先回りして買物するとしましょうかね。朝ご飯が一杯だけだったのでアツアツのリンゴパイデニッシュをと言っていた女房はガッカリ、で昼は早めにとシーズンは行列待ちとなるトラットリア・プリモに行ってみれば、この時期12時前でも8割がたの席が埋まっている。ここは数年前にできたピザとパスタの店で、広い駐車場があるのと、結構美味しくかつ軽井沢では手頃な値段でボリュームも多めというので人気店となっているのです。トラットリアらしく、予約不可としているのも、この場合は見識といってもよいでしょうかね。

 雨が降り始めたので食後はすぐに無料になった旧碓井バイパスで山を降り、松井田の農産物直売所で山菜をと立ち寄れば、お目当ての山ウドはもう売切れにこれも残念、ここも午前中なら豊富に揃っているんですがねぇ。まだ時間が早いのと少し小降りになったので、ついぞ行ったことがなかった妙義神社に暇だし一回ぐらいは見ておこうかと寄り道。道の駅妙義があるのでそこに駐車して、枝垂れ桜が咲く坂道と石段をそこそこに息を弾まして登れば、漆塗りの立派な社殿が現れた。県の文化財だそうだが、秩父神社にも似ていて彫刻と塗りが華やかで、山の神社は共通点があるのでしょうかね。すぐ近くには町営の美術館と日帰温泉施設のもみじの湯があったので、軽井沢の帰りに利用できるところが一つ増えましたな。このあたり妙義温泉とかで旅館も何軒かあり、観光にも多少は力を入れている様子だが、今ひとつの頑張が必要でしょうか、そんな感じが。このあたり桜が多く特に枝垂桜が目だっていて、いつもより遅れ気味だそうであったが綺麗に咲き誇っていましたよ。この奥を妙義の山に入っていくと桜の園があるとか、そちらはかなり標高が高いのでもう半月ほど遅い時期が見頃となるでしょうという。

 ここから下仁田に向かう道は昔まだ上信越道ができる前には、軽井沢の帰りのR18の混雑を避けて藤岡ICに向かうのに良く利用した道筋の一部で、今回はそれを逆走することになる。今年の桜はこの下仁田あたりまでが見頃で、山越えから上野村はまだ例年より1週間ほど遅れているとかで、まだマバラなものがチラホラ程度。あの中正寺の枝垂桜も昨年は散ってしまっていたのに、今回はまだ咲かずでなかなか良い時期に巡り合えずこれも残念でした。ここ上野村でのやることはいつも同じで、特別なことは何もなし。銘木工芸館の品物も今回は目新しい品は特に無いしで、本当に何にも無しがここの取得ですねぇと考えておきましょうやと。でも宿の食事だけは猪豚うどん鍋だけは定番だったが、洋風料理は昨年のステーキとオムレツがシチューとカキフライに変わっていましたけどね。また桜の開花前で山菜も本格化していないらしく、天ぷらの代わりに鯉の洗いに鯉こくと山の幸も変わっていたし、朝食も今回はお粥はなしでご飯だけに、干物も鮭が鯖になっていましたよ。その朝食の特産十石味噌を使った味噌汁は、刻みネギのピリッとした風味が素晴らしくよく効いていて旨い!と、これが一番でありましたな、というのは料理人にはちょっと可哀そうでしたかね。でもここの食事は来るたびに変っている点は評価しておきましょう。

 毎回一回りする朝の散策コースも、宿では特に教えていないので我々だけがブラブラしただけ。この奥にあるカタクリだけは桜に先駆けて今回が一番の見頃、途中にはヤブレガサだけが芽を出し始めていましたよ。この遊歩道の奥には直下に渓流と滝が眺められるのに、積極的にPRしないのはまだ整備不足で足場が多少悪いからでしょうかね。この日は暖かでノンビリ気持ちがよかったですねぇ。毎年見かける尻尾の胴体側に白い模様があるツバメももう飛来して巣づくりに励むのはやはり同じ光景、ツバメの種類を聞くのを今度も忘れてしまった。その飛び交う下の川には昨夜の一組だった4人客がもうルアーフィッシングを始めていて、上流に釣場を進めている。昨夜のヴィラせせらぎは彼ら釣師や高崎から一族10名以上のグループもいて、客数が今までで一番多かったのだが、まだ満室とはなっていないようので直前の花の状況を知ってから予約を入れても大丈夫そう、やまびこ荘もあるしで来年はその手でいきましょうかね。

                                                        ヴィラせせらぎを川原のほうから

                                                        カタクリ咲く散策コース奥の渓谷

 いつものお土産を買込んで10時過ぎには早々と秩父へ向かう。上野村から中里村(この4月から合併して神流町となった)を抜け細い道を一山超えて小鹿野町まで下って行けば、桜がまた満開となった景色にドライブも快適というもの。途中でかすめる両神村では、例の薬師の湯併設農産物直売所に山ウドがないか立ち寄ればここでも空振りに。

                                                        薬師の湯併設物産館

                                                         薬師の湯

 


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