ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

今年も新酒を買いがてら秩父に、しかし今回は寒かったなぁ

2011-01-09 13:37:02 | 街めぐり

 今年も金曜日に秩父に、昨年とほとんど同じ場所を巡ったんだけれど、ランチと温泉だけは場所を変えて、それと昨年は暖かかったのに今回はこの冬一番の寒さだと、風も少しあって身を切られるような冷たさであったな。

 朝は8時に我家を出て、関越までの平日の環八外回りは比較的に空いていてスムースに高速に、花園ICで降りればすぐにJA花園農産物直売所に立寄る。ここでは野菜と、安かったからと鉢植えは小振りなシクラメンとシュンランなどが入った寄せ植えを買い込む。プラスチック鉢で入れ物は安物だが、花芽が付いたシュンランがあったから500円ならね、これも花が終わったら庭に地植えしよう。

    

         JA花園 農産物直売所、建物の裏側に花卉類が                   寄せ植え

 このあたりは1年ばかりのあいだに新しい大店舗がいくつか出来ていて、中でもバカデカイお菓子の工場兼店舗には驚いた。

 そのあとも有料道路を使ったから11時には秩父市街に着いて、まずは最初の目的である日本酒を買いに武甲正宗の柳田總本店の裏の駐車場に。今の時期だけ販売している発酵中と書かれた生絞り4合瓶を3本と、たる酒とにごり酒の1升瓶を1本ずつ、特に発酵中という酒は女房が大好きだと、炭酸ガスがまだ出てくるから蓋に小さな穴が開けられていて立てたまま持ち帰る必要があるのが面倒なんだけどね。そのあとは敷地内にある仕込み水の井戸から流し出している秩父の伏流水をペットボトルにもらうのも忘れない。

   

                 柳田總本店                       二カ所で仕込み水を流し出している

                        

                 冬だけの発行中のにごり生酒には右のような注意が付けられている

 次はJR駅前の駐車場に回って、駅ビル内にある物産館に。ここも干支の張子を毎回買っているからと、今回も安い一番小さい卯の人形を購入。帰ってから調べたら福祉法人が作っているようで、だから形は単純なんだと、でもその分安かったのが今年はやや値段を上げたかな。

    

             JR駅ビル内に物産館                           秩父張子

 ちょうど昼前に駅前広場で出初式があると聞いて出てみたら、昔風な法被姿の鳶衆が梯子乗りの曲芸を見せている。それなのに観客が少なくて、これじゃぁ気勢が上がらないじゃないですか。もっとサクラをかき集めましょうや。

   

                       鳶衆による梯子乗り演技

 そうこうしていたら12時に近くなって、ランチは12時からというシャンドフルールという店に向かう。この店は市街中心部にあったときには気に入って何回か食べたのだが、郊外に移転して完全予約制になってしまってからはなかなか予約してまではと行きださなかった。なんでも古民家レストランなどということをネットで知って、それじゃぁと今回は前日の午後に予約しておいたのだ。行ってみたらお屋敷風の立派な塀と門構えの中に広い庭がある二階建ての古民家で、脇には数台分の駐車場も完備している。入ってみたら玄関が広くてこれも古風だと、その奥にあるダイニング客室は南側の畳の二間と縁側を一体化して床暖完備の板の間にして、北側には広い厨房を設えているという雰囲気のいいレストラン。これで美味しいとなれば、不便な場所でもそれを逆手に取って人気の隠れ家レストランと言われるわけだ。

  

            シャンドフルール入口                      店は二階建ての古民家

          

                           庭に面した日当たりが良い客席で

 それなのにランチメニューを見ればどれも950円というのは安いよなぁ、席数はテーブルが7卓でフル24名、これでやっていけるのか心配になるくらい。我々は本日の魚料理と肉料理を注文、追加でコーヒーと女房はデザートを。スープ、サラダ、メインにライスという内容でポタージュスープは以前に食べたものと同じだったが、メインはもっと手を加えていたようで、シッカリ味で美味しい。これにもう少しランクアップ値段でボリュームがあるメニューも加えてくれたらもっと嬉しいのだが。庭を眺めながら、古民家の趣を楽しんでと、この日は平日だからほとんどが女性客で男は僕ともう一人だけ、お父さん達が働いているのに奥様達は優雅にということだね。帰りがけに当日予約ができるか聞いたら、席があればという返事、この日は我々が食べていたときは5卓で20人、やはり前日までには予約を入れた方がいいだろう、休日はもっと早くしないとダメかもしれんぞ。

   

                 ランチメニューは4種                       デザートも4種類

      

                カボチャのスープ                           サラダ

 

             白身魚のチーズ焼                           鶏肉の香草焼

    

          ラズベリーとチョコレートのムース                     コーヒー

 次は旧両神村にある日帰温泉施設の薬師の湯に、ここは以前は硫黄泉だったのが枯渇したということで、数年前から新しいメタ硼酸泉という泉質になった。2年ぶりに入ったら、館内の床が天然針葉樹板に張替えられていて、これは足当りが柔らかくていいね。ややとろみのある湯で、成分表に泉温24.3℃の冷鉱泉でPH9.2、蒸発残留物1.027g/kg、溶存物質と成分総計はともに0.940g/kg、温泉法のフッ素イオンとメタ硼酸の項目で適合するとあった。こういう寒い日はことのほか温泉はいいねぇ。出てから隣接の物産直売所を見たら、この時期は福寿草の鉢が多くて、JA花園でもいろいろな種類があってエラク高いものも売っていたけれど。以前にはよく年末に買って正月飾り花にしていたボケやナンテンの切花もまだ売っていて、これらは我家の玄関など寒い場所に飾ったら1ヶ月は持つというお得なものだ。

        

                   右手奥が薬師の湯入口、左手前は物産直売所

    

            福寿草と奥にセッコク                        ボケなどの切花

 これで秩父にサヨウナラして一般道で、武甲山東(冒頭写真はセメント工場の背後に見える武甲山)を過ぎて正丸トンネルを抜け飯能まで一本道、そして日高にあるサイボクまで延々と走る。着いたのがもう4時半で、外売店のテイクオフの焼豚足は売切れでレバーなどを買い、あとはスーパーゴールデンポーク肉やポトフ用ソーセージなど仕入れて川越ICから家路に。今晩の夕食はサイボクで買った出来合もの中心でということにしちゃったが、これがまた旨いんだ。

        

                           サイボクのメインの売店

 帰り道では入間川を渡る有料道路から夕焼けをバックにシルエットを見せる富士山がクッキリと、お天気だけは見事な晴天であった。

        


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