我家の横浜の庭は狭いのと半日陰という条件なので、この時期になれば背が高い木は葉が茂り、鬱蒼と上空を覆って益々地面の方は薄暗くなりますが、そのちょっと手前の時期から成長してきた草本の植物は日陰の中でもちゃんと花を咲かせています、そんな花の様子をこの4月中旬から下旬までいくつか撮っています、いずれも今日まで咲いてくれているのですが。
冒頭写真はその庭を上から撮ったもの、葉が庭全体を覆っています、それなので下には日陰に強いものを植えているのですが、こういう条件だと夏場は意外と涼しいらしく、夏の暑さに弱い山野草などでもソコソコに凌げるという利点はあるようです。
やや陽が射すもう一つの小さな庭ではシャガとキバナホウチャクソウとシロヤマブキが競って咲いていて、中でもシャガは日陰の植物なのにこちらに植え替えたものだけが繁茂して花も毎年咲きます、大きめの緑の葉にはやはり日差しは必要なんですね、春先だけでなくそのあとも午前中ぐらいは日当たりがある方が元気のようですね。
この後に掲載の植物はほとんどが半日陰の庭に咲くものです、キバナホウチャクソウは背が高いので庭の周辺に植えていて、何ヶ所かで咲き出したところ、一気に芽吹き伸びてきて花を付けます。
こちらはホウチャクソウで地味な花です、これも増え過ぎるので隅っこに植えていますが時に間引くことも。
ニリンソウは4月初めから咲き出し今でもまだ花が、しかし今年は一輪ずつしか咲かないですね、株は大きくなっているのに。
コビトハンゲの花も長く咲いてくれています、今年はウラシマソウは葉だけで咲きませんでしたが、これも別の場所のものは咲かずじまいのようで、何が原因でしょうかねぇ。
シラユキゲシも丈夫な植物で根で増えてきていて少し間引きましたが、株自体も大きくなってちょっと邪魔な感じも。
キバナイカリソウも4月初めから咲き続けています、赤い花の株も植えて3年になるのだがそちらはまだ咲いてくれませんでした。
ナルコユリもこの庭では一輪ずつ咲くだけで今年も、株は大きくなっているのにどうしてなのか。
ミヤコワスレも半日陰の方がいいようです、以前に日差しがかなりある場所に植えたものは消えてしまいましたから。
オダマキ類ではフウリンオダマキだけに花が、ミヤマオダマキは葉だけでまだ花が見られません。
ハッカクレンは青い蕾が長かったがやっと赤くなって咲いたということでしょう、グロテスクな花ですね、今年は二つだけ成長させましたが、地植えしないで鉢で育てた方が大きくならないだろうからいいような。
西洋種のアシュガです、これも増えるので階段状の小さな段の区切られた場所に植えていますが、これは何処でも育ちますね。
グランドカバーにと植えたタツナミソウも、地面を覆うように増えただけでなく花茎もかなり伸びていて、ほかの植物が負けそうなら間引かないといけないかも、この花は青紫と白がありますが密集して咲くと波を思わせますね。これも日向でも強い植物ですが、半日陰でもこんなに。
ジエビネは昨年は咲かなかったが今年は数株で、中旬はまだ蕾だったがちょっと前から花を開き始めたばかり。
樹木ではヒメウツギが咲き出しました、これが咲けば唄のように初夏ですね。
今年初めて咲いたのがコデマリ、もう何時植えたか記憶がないぐらいで、昨年から大きくなってきたなと思っていたがやっとのことで、しかしなぜ咲かなかったのか理由が分からない。
これだけ咲いてくれたら少しは切り取って活けることに、この焼物はそばつゆ用にと自作したもの、それを女房は小さな花瓶として使ってしまっていますね。
玄関前の鉢花壇の方はもう冬春バージョンの最終段階です、ゴルデンウィークが過ぎれば夏秋バージョンに植替えしないと。軽井沢の方は4月初めと下旬に枯野の中で先駆けて咲いていたものをいくつか写真に撮ってあります、それらは旅日記と信州日記の中で後日に。