ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

九州旅行 第三日目

2009-03-05 09:23:59 | 旅日記

 早朝5時から入れる温泉に向えば下の風呂は源泉故障で使用できないという貼紙で設備従業員達があわてふためいている。しょうがないと展望風呂に行ったがこちらは夜が明けるのが遅いからまだ暗くて景色は見えない。やや明けてきても今日も曇り空で霧だから眺めは期待できそうもない、まさに霧島ですなぁ。やや長めの朝風呂からあがって部屋でひとしきり荷物整理すれば朝食バイキング。レストラン一箇所が会場だが団体で時間差をとってあってスムース、昨日よりメニューは豊富だからとシッカリとって腹を満たす。

   高速から滝が

 7時40分に宿を出発、オプションで隼人町のホテル京セラに泊まった客を拾ってから高速に乗り加治木龍門の滝の遠望を過ぎて鹿児島市に入る。カレデラだったのが南側外輪から海が侵入してできたという錦江湾に浮かんで、雲の合間に見え隠れする桜島を眺めながら薩摩藩別邸仙厳園(旧礒御殿)に到着。小雨がパラつく中ガイドさんの説明で庭園を歩いたあとは40分ほどフリータイム、庭園内には鹿児島の物産を販売する建物がいくつかあって、復元薩摩切子、帖佐人形、屋久杉細工、大島紬などといいものを並べているからこれでは時間が足りません、歴史資料展示の尚古館などはほとんど駈足になってしまうことに。この庭園は幕末の洋化政策の実践舞台となった場所だけに、日本三名園とは少しばかり趣が異なるけれども立派ですね。海と反対側の借景となっている奥の断崖絶壁岩山のあんな場所に漢字書きが見えて、よくもあれだけ大きな文字を書いたというのも異様な感じを与えます。

   奥の山の右斜面の白い所に文字

 次は昼食を兼ねて鹿児島空港近く茶畑の中にあるバレル・バレー・プラハという観光土産物施設に行く。会社はもともと麹製造卸だったそうで焼酎や酵素飲料の製造販売と、どういうきっかけからか聞かなかったがチェコ政府公認の物産販売と料理が売りの複合施設となっている。ここでしか売っていないという焼酎の試飲はしっかり飲んだからみっともなくもやや顔が赤らんだかなぁ。鹿児島でチョコライスセットというのもなかろうとやはり黒豚しゃぶしゃぶの昼食を食べたが、まぁこんなものかな。オプションをとらなかった客でパスタが美味しかったという声を聞いたが。

 またもや高速で北に逆戻りして本日のメイン観光は熊本城見物、本日のバス移動距離は440kmということでここも見学時間が少ない。再建出来たばかりの本丸御殿をまず見学して西南戦争で焼けて昭和再建の天守閣までササーッと回れば残り時間少々、唯一残った重要文化財の宇土櫓、櫓といっても小さい城なら天守閣といってもいいような建物には急な階段を駈足で登り降りして息を切らす。せっかく来たのだからやはり目ぼしいところは全部まわらなくちゃと、もう少し歳取ったらできないからね。再建本丸御殿にあった昭君の間はもしやの時に秀頼を迎えるためという説があるというのは本当ですか。

   左が唯一残る宇土櫓

   最奥の絵・昭君の間

 本日最後は水郷柳川見物であるが到着はもう午後5時となってしまった。オプションの舟下りは雨模様だし、そちらにすると有名なお雛様飾りのさげもんが見られないからと自由散策を選んだが、時間が遅いのと少ないののナイナイ尽くしで、有名な立花藩別邸御花には入れず前にある売店とバス駐車場近くの民家の無料展示だけかろうじて見ることができただけ。女房は柳川流さげもんの吊るし雛を習っているので、ちょっとだけだったけれど見られて良かったね。ここのさげもん1セットは7個ずつ7本吊るし、中央に2個と全部で51個、人生五十年にもうひとつ長生きしてということだそうだ。それに人形21種類の意味するところの説明書きもありました。

   

   民家の雛飾り

 有明湾側から玄界灘側まで北上しての唐津の宿は市街からは少し離れた虹の松原の近くにあるダイワグループの唐津ロイヤルホテル、人工ラジウム温泉のリゾートである。ホテルの上階からは松原と海に浮かぶ宝当神社がある島が見え、バスガイドは宝くじを買う人は是非拝んでおいて下さいだと。反対側は川に架かる橋の照明は見えるがライトアップしている唐津城は隠れる位置になっている。夕食はオプションの和食が食べ切れそうもないような品数だったのでホテル内の食事処で博多が本場だけれど食べたことが無かった本場風モツ鍋を注文、モツが煮えた鍋に続いて出てきた大皿には野菜が山盛でチャンポン麺もある、これにご飯が加わって雑炊にというがこんなには食べきれない。ここのはキムチ味が加わっていたが九州らしくやや甘めで食べ易かったし麺もいける。でも本当はチャンポン麺以上に雑炊が旨かったかもしれないのにね。唐津は玄界灘の新鮮な魚が美味しいということだが、刺身を食べている人の皿を見るとカンパチとマグロがメインのようだった、九州ではサバやイワシなどの青魚のお刺身が好まれるらしい、僕は浜名湖育ちだから外海より汽水湖の白身魚が好きなんですよ。


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