我家の愛犬ゴン太は4月生まれだから一歳半をやっと過ぎてもう立派な成犬となったが、まだまだ遊びたい盛りというのは続いていて、遊び道具に与えてあるものをとっかえひっかえして持ってきて我々と遊ぼうというオネダリをしにくる、こんなに活発でいろいろ要求もする犬は初めてで、実に愉快なヤツだと相手をしてやるがそれがキリが無くて、二歳を過ぎればかなり落ち着くと思うけど今のままとどちらが好ましいかと、適度に落ち着いて上手に甘えてこいよと、そんな聞き分けなんて無理だとゴン太は申しておるかな。
居間に置いてある犬用の玩具を咥えてきてこれを引っ張りっこしようよと遊びに来る、適当にやり合っている隙をついてとりあげてから、遠くに投げると喜んで追いかけてまた咥えて戻ってきてまた引っ張りっこと、こういうことを繰り返してこちらが飽きた素振りをするようになると、今度はこちらの玩具ではどうですかというように違うものを咥えてまたやってくる。こんなことをするとは君も頭を使っているのかな。それと玩具を投げる際のこちらの投げる動きを後ろ向きで見ながら素早く走っていくから、こういう習性を上手く使って訓練したらフリスビー犬になれるかもと女房が言うが、ジャンプ力などで猟犬みたいな能力は無い犬種だから宙でキャッチは出来なんじゃないかな。
ほかにも面白いのは、音に敏感な犬で咬んで鳴り出すような玩具は小さい頃は敬遠していたのが、最近はオモチャなら慣れてきたようで遊ぶようになったのだが、こちらがピーピーと激しく鳴らすとこれに合わせるかのように遠吠えをやりだすこと、オオカミへ先祖返りしたようにやや仰向きに長々と声を出しているこの表情がまたいいんだ。犬の鳴き声にはこれ以上にすぐ反応して、テレビの中の鳴き声には小さい音でもすぐに反応して画面の前に走って行って吠え返したりと、これまでの犬でテレビの画面にもやりあうのはいなかったのにねぇ。
ウォーンと
まだまだ何かを噛みたい子供の頃から習性は抜けきっていないみたいに、このカミカミ骨は相手をして貰えなくなったあとによく咬んでいて、顎力があるから大き目で固いやつを与えておかないとすぐダメになってしまう。時々は前足を使って上手に噛んでいるよなぁ。
なかなか噛みきれないものを
このように鼻が短くてシワがある犬種は、朝晩の食事のあとにはウェットティッシュでシワの中までシッカリと拭いてキレイにしてやらないといけないんですよ。イヤそうな顔で拭いてもらっているようでも、あとは気持ちがいいらしから大人しくしていてお利口さん。
ウェットティッシュで
遊び疲れたらオネンネ時間となるのだが、これまでのパグ犬のなかでは一番の身軽さで最近は食堂の造りつけの椅子にスイスイと飛び乗ってきて、やや冷える時期になってきたから膝掛けをして胡坐している僕の足元で冒頭写真のようにくつろいじゃうようになって、ちょっとばかり面倒なクセをつけちゃったかな。