中さん

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日記(12・21)

2024-12-21 10:17:46 | 日常
2024  12月21日  (土曜日)   ②
★冬至だ。朝の明けるのが遅い。
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新潟日報   コラム 日報抄  記事
 わが国最初の童話作家とされる巌谷小波(いわやさざなみ)が
 「十二月の苺(いちご)」を発表したのは、
 1作目から3年後の1894(明治27)年である。
 食用に栽培されたイチゴは当時、まだかなりの高級品だった


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▼ひとり親家庭の異母姉妹の話だ。
 母は実子の「お花」ばかりをかわいがる。
 先妻の子「お雪」には何でも冷たく当たる。
 わがままなお花は大雪の12月、イチゴが食べたいと駄々をこねる。
 お雪は母からイチゴを探せと命じられ、困り果てる

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▼外で途方にくれていると「十二月の神」と名乗る老人が現れ、
 雪の公園を緑いっぱいの6月に変える。
 熟したイチゴを摘んで周りを見ると、そこは雪の12月に戻っていた-。
 イチゴは本来、春から初夏が旬
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物語の発表から130年。ハウス栽培が進み、
 イチゴはむしろ冬によく出回るようになったと感じる。
あの赤い果実は、
 クリスマスケーキに欠かせない存在になった。
 クリスマスソングが街に流れ出すと、幸せなムードに包まれる
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▼でも、この年の瀬が逆につらいと感じる人もいる。
 暮らしに余裕がなく、ケーキやプレゼントを我慢する家庭もある。
 県フードバンク連絡協議会は今冬、北陸の慈善団体と新組織を結成し、
 ひとり親家庭などにケーキを贈る活動「あしながサンタ2024」に取り組む。
 3200個以上を届けることを目指している

▼雪のような生クリームの上に、真っ赤なイチゴが並んだホールケーキ。
 みんなに感謝し、親子が笑顔で切り分ける。

 そんな聖夜の光景が、もっと増えるといい。
★蛇足だが
 カレンダーは毎月22日をショートケーキの日
 何故か! 上が15日でイチゴがのってるから・・
🔵巌谷小波の書いた小色紙も絵も沢山ある。

 ★「ながき日の油断を刻む時計かな」
🔵
 ★「茶々ういて寝ぬ夜もあるや冬籠り」
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凄い才能の持ち主だ。
私は興味しんしんだ・
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新潟日報 12月20日の日報抄

 今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」が終了した。
 平均視聴率10・7%は過去2番目の低さだったが、
 配信サービスによる視聴は好調だった。

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▼全48回を視聴した身としては、
 平安時代の恋愛事情や権力闘争は予想以上に面白かった。
 「源氏物語」の作者で、吉高由里子さんが演じた主人公の紫式部のほか、
 「枕草子」の清少納言や
 「蜻蛉日記」の藤原道綱母、
 「和泉式部日記」の和泉式部、
 さらには「更級日記」の菅原孝標女も登場して興味深かった

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▼古文というと「あはれ」や「をかし」、係り結び、
 ラ行変格活用といった難しい言葉に悩まされた記憶がよみがえる。
 ドラマはいにしえの名文家たちを生き生きと描いた。
 そうした人物像を目にしていれば、もう少し勉強に熱が入った…かもしれない
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▼歌舞伎演目を現代劇として上演する「木ノ下歌舞伎」を主宰する
 木ノ下裕一さんは古典を「冷凍食品」に例える。
 そのままでは硬くて食べられない。
 「もっと知りたい、学びたい」という情熱を持って読むと氷が溶けて、
 おいしく食べられるというわけだ
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「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
  雲隠れにし 夜半の月かな」。

 百人一首にある紫式部の歌を、
 木ノ下さんは
 「久しぶりのあなたと会えてとても嬉(うれ)しかったのに、
  時間が幻のように過ぎてしまった。もっと一緒にいたかったなあ」
と意訳する。
 現代に生きる私たちも共感できる
~~~~~~~~~~~~~~~~
▼大河ドラマをきっかけに古典に親しむ人が増えたなら
 視聴率では計れない成果ではないか。

🔵古典を「冷凍食品」に例える・・これは良いなあ・・ゆっくり理解していくか・・
 自然解凍は読み解読して進むことかな!
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日記(12.20)

2024-12-21 07:38:55 | 日常
2024 12月21日   (土曜日)    寒くなった!
今日は曇りっぽいがこの地は天気には恵まれていて
晴れが多い。

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今でも時代劇が好きだ・・・ビデオを繰り返し見ている。
🔵TVドラマでは
 鬼平犯科帳・剣客商売・・
🔵映画では 
 たそがれ清兵衛・必死剣鳥刺し・雨あがる・隠し剣・・・
 古くは三船敏郎の数々。
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上毛新聞   コラム
 ▼製作費のかさむ新作時代劇が民放のテレビ番組表から消えて久しい。
  だが米国制作のドラマ「SHOGUN 将軍」がヒットするなど
  ファンまで消えてしまったわけではない。
  魅力の一つが緊張感あふれる殺陣の場面だ!
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 ▼そこに自主制作で切り込んだのが映画「侍タイムスリッパー」である。
  本県が舞台のNHK連続テレビ小説「ファイト」(2005年)に
  出演した山口馬木也さんが、
  幕末から現代に飛ばされた侍を演じる

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 ▼企画や脚本、撮影など何役もこなす安田淳一監督が自腹で制作費を捻出した。
 手を差し伸べたのが京都の東映撮影所。
 本場のスタッフが何としても撮りたいという監督の熱意に応えた
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 ▼「一生懸命な姿を見せれば誰かがサポートしてくれる」
  パリ・パラリンピック陸上で2大会連続の銀メダルを獲得した
  唐沢剣也選手(渋川市出身)の言葉を思い出す
 ▼語るだけでは夢は実現しない。
  目標達成への道筋を常に考え、練習を積み重ねることが大切という。
  なすべきことを着実に行えば周囲の理解も広がり、夢に近づくということだろう
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 ▼安田監督はコメ農家を続けながら貯金をはたき、車を売って費用を工面した。
  映画は単館での封切りから、上映300館を超す大ヒット。
  快進撃はスクリーン外の話題ばかりが理由ではなく、
  作品が優れているからにほかならない。
  1人の強い思いが多くの人を動かす痛快さを教えてくれた。

★「誰でも出来ることではない!」ことは良くわかっているが・・
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メモ

【ストーリー】
時は幕末、京の夜。会津藩士高坂新左衛門は暗闇に身を潜めていた。
「長州藩士を討て」と家老じきじきの密命である。
 名乗り合い両者が刃を交えた刹那、落雷が轟いた。

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 やがて眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。
 新左衛門は行く先々で騒ぎを起こしながら、
 守ろうとした江戸幕府がとうの昔に滅んだと知り愕然となる。
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 一度は死を覚悟したものの心優しい人々に助けられ、
 少しずつ元気を取り戻していく。
 やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と刀を握り締め、
 新左衛門は磨き上げた剣の腕だけを頼りに「斬られ役」として
 生きていくため撮影所の門を叩くのであった。
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【キャスト】
山口馬木也 冨家ノリマサ 沙倉ゆうの
峰蘭太郎 庄野﨑謙 紅 萬子 福田善晴 井上 肇 安藤彰則 田村ツトム
【スタッフ】
監督・脚本・撮影・照明・編集・他:安田淳一
殺陣:清家一斗(東映剣会) 床山:川田政史(東和美粧)
時代劇衣装:古賀博隆 片山郁江(東映京都撮影所衣装部)
照明:土居欣也 はのひろし

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メモ

この作品の主演が山口馬木也さん。
これまでNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」やフジテレビ「剣客商売」などに出演してきましたが、
主演映画は今回初。初陣で大きな結果を残すことになりました。
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これまで山口さんにはLINEヤフー拙連載で複数回インタビューをしてきました。
さらに、食事などもたびたびさせてもらってきました。
なぜご縁ができたのか。私が9年半出してもらっている
ABCラジオ「高山トモヒロのオトナの部室がきっかけでした。
同番組には吉本興業所属の高山トモヒロさん、
私、そして歌手・俳優のイルファさんが出演しています。
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イルファさんは演者でもあるのですが、会社を複数経営する実業家でもあり、
そのうちの一つが「SHIN ENTERTAINMENT」という芸能事務所です。
そこの看板俳優が山口さん。そんなこともあって、
以前から山口さんとの接点がありました。
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今回の映画に引っ張られるわけではなく、以前から山口さんに会うたびに強く感じていたのが
「もし、現代に武士がいたとしたら、こんな感じなんだろうな」ということでした。
🔵お酒を飲んでいても、山口さんは佇まいが武士。
  常に傍らに刀を置いているような凛とした空気がありますし、
  一本通った芯がブレることがありません。
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それでいて、笑いのセンスが凄まじい。
速射砲のようにしゃべるわけではありませんが、
例えると「ダイアン」のユースケさんのように一言つぶやく形だが、
それが全部KО級の破壊力を持つ。
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それまでの話の流れを冷静に見て、今の場面で何を言えば虚をつくことになるのか。
状況分析や客観視という俳優的な視点があっての笑いのセンスだとも思っていました。
侍の存在感、そして、にじみ出るユーモア。
今回の作品のキモとなるところと山口さんの空気が合致している。
まさに、これをハマリ役というのだろうなと改めて思いました。
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これまで、個人的には舞台「じゃりン子チエ」でチエちゃんの父親・テツ役を演じた
赤井英和さんが一番のハマリ役だと思っていたのですが、
そこに並ぶハマリ具合を今回は感じました。
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🔵映画がヒットしている足音がしっかり聞こえてきた9月10日。
この映画の話があった時、
 安田淳一監督から山口さんが言われたのが「刀の重みを感じる作品にしたい」ということだったそうです。
その言葉が俳優さんの中でも卓越した殺陣の腕を持つ山口さんの心を動かしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「芝居を教えることはできない。でも、技術を伝えることはできる。
 ありがたいことに、京都の撮影所のプロの皆さんに殺陣の技術を教えていただくことが
 できました。
 それを身につけるために研鑽を積んできたからこそ、
 殺陣が武器になり、今も役者をやれている。
 今回の役柄の時代劇にかける思い。そこと、
 自分自身が持っている時代劇の思い。
 この二つが重なった感覚が確実にありました」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
江戸時代からタイムスリップしてきた侍が時代劇の斬られ役として居場所を見つけていく。
そして、時代劇への思いを深いものにしていく。

 その流れと、自らの来し方が一致した。
 だからこそ、今までに味わったことがない感覚を味わったと言います。
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「役として現場に入るというよりも、
 切り替えることなく普通にスッと入って、
 皆さんと楽しくしゃべっているうちに撮影が終わる。
 そんな感覚があったんですよね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もちろんお芝居であり、作り事ではあるのだが、自分のままそこに存在している。
だからこそ、シームレスというか、虚と実の境目を感じなかった。
どこまでが役で、どこまでが素の自分なのか。
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しかも、自分に殺陣の技術を授けてくれた京都のプロの方々も現場にいらっしゃる。
そのリアルな状況に、役柄のみならず自分の背中も押された。
時代劇への恩返し。自分を自分にしてくれた人への恩返し。
そういう部分と役柄が重なり、今までにない領域で刀を振る。
それがあったのではと分析されていました。

「カメラを止めるな!」でも、

 登場人物が一致団結して一つの作品を作り上げていく様と、
 実際に出演俳優さんが過酷な撮影現場でリアルに頑張っているという空気が
 シンクロしていたことが、最後の感動につながったという分析もありました。

小さなところから始まって大きなうねりになる。その部分だけではなく、そういう水脈でも二つの作品はつながっていると感じる話でもありました。

山口さんはこの日のために殺陣の研鑽を積んできたわけではない。自分が自分であるために、俳優として存在するために、積み重ねを続けてきた。その積み重ねがある日突然、
大きな扉を開けることになった。

「刀の重みを出すこと」をテーマに始まった作品が、いつの間にか「人の重み」を出していた。どこまでもたなびく“本物の重み”がこの作品が成功した理由だと思います。

やればできる。これはある意味残酷な言葉だと思います。
やっても結果が出ない人もいる。やったところで必ず結果が出るというものではありません。

ただ、26年芸能取材をする中で痛感するのは、成功している人で
「やらずに」成功した人は一人もいないということです。
 努力が報われるかどうかは分かりませんが、
 努力せずに成功した人は一人もいない。これは真理です。

虚と実がメビウスの輪のように連なる2時間。

 このことが人の心を揺さぶった根本にあるものだと強く感じます。
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