2024 12月9日 (月曜日) 晴
🔵真冬に入った。
〇青森の酸ヶ湯の雪のニュースが映像をにぎわす時期になると
各地が寒気の模様に包まれる感じだ。
~~~~~~~~~~~~~~~
〇フェイクニュースと思っていたら本当であった。
中山美穂さんが54歳で亡くなってしまった。
魅惑的な歌手・女優さんであったが、仕事のプライオリティーが勝っていた時期と
年齢差も大きいので、あまりドラマなど見る機会はなかった。
=================
上毛新聞 7日コラム
▼宮沢賢治は無類の星好きとして知られる。
生まれ育った花巻の夜は満天の星が輝いていたのだろう。
好奇心旺盛な賢治にとって、興味が天体に向かったのは必然である
▼ある研究者によると、天体に関する記述は全集の704カ所にも及ぶという。
平均すると4.4ページに1回の割合で登場する。
しかも、その記述は天文学者から見てもかなり正確なのだとか!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼「銀河鉄道の夜」といった童話が真っ先に浮かぶが、詩も多い。
草野心平が絶賛した「春と修羅」の一編
「暁穹(ぎょうきゅう)への嫉妬」で描いたのは土星。
「清麗なサファイア風の惑星」と呼び、恋心にも似た思いを書きつづっている
▼土星に引かれる天文ファンは少なくあるまい。
魅力はやはり、あの輪だろう。木星や天王星、海王星にもあるというが、
くっきりと見えるのは土星のみ。神秘的と言われるゆえんだ
▼輪は周囲を高速で回る氷の粒の集まりで、太陽光を反射して輝く。
この輪が来年3月、15年半ぶりに一時消える。
正確に言えば、薄い輪を真横から見る位置に地球がくるため、ほとんど見えなくなる
▼いまの時季、暗くなり始めた南方の空に輝く星の一つが土星である。
徐々に消えゆく輪の変化を楽しむのも一興か。
あすは土星食もあるという。
この冬は天体望遠鏡を空に向け、賢治もほれた魅惑の星を存分に味わいたい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~上毛
上毛新聞 5日 コラム
▼最も明るい星団の一つ「昴(すばる)」は6千万年前に誕生した。
恐竜よりも若い星とあって、その輝きは古代から「天の宝石」として愛されてきた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼神秘的な美しさに清少納言も心ひかれたか。
枕草子に「星はすばる」と記し、お気に入りの星の最初に挙げている。
自動車大手スバルの社名はこの星団が由来である
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼今でこそ星団のような輝きを放つ自動車メーカーだが、
一昔前はそこまで強いインパクトはなかったように思う。
やはりトヨタや日産などの時代だった。
それが「レガシィ」の登場で一変した
▼生産は1988年11月、太田市の矢島工場で始まった。
主力だった「レオーネ」に別れを告げ、
一から技術開発を進めた上級車種として翌年2月に投入。
車体剛性の高さにこだわり、国産車トップクラスの性能を備えた
▼昼夜連続で19日間走行という過酷なトライアルで、
10万キロの世界速度記録(平均時速233.345キロ)を樹立。
93年には世界ラリー選手権で頂点に立った。
安全性も徹底して追求し、今では当たり前の運転支援システムも早い時期から採用。
北米で絶大な人気を誇った
▼その車名は来年3月末の受注を最後に消滅するそうだ。
ブランド力を高めた名車だけに寂しい限りだが
個性的な車で他社と差別化を図ってきたスバルである。
次はどんな輝きを世に放つのか。
新たな“遺産”を想像すれば、逆に期待が膨らんでくる。
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メモ
SUBARU(以下、スバル)は、フラッグシップモデルと位置づけてきた
「レガシィ アウトバック」について、来年2025年3月末の受注以降、
国内での販売を終了すると発表した。
~~~~~~
これに際し、1994年に北米でアウトバックを発売開始以来30年となるのを記念し、
アニバーサリーモデルとして、アウトバック特別仕様車「30th Anniversary」を10月に公開した。
🔵レガシィ アウトバック特別仕様車「30th Anniversary」を中心に、歴代のレガシィなどを振り返る
レガシィ アウトバックの歴史
1995年にレガシィ グランドワゴンを発売し、
1997年に登場したのがレガシィ ランカスターだ。海外市場では、
グランドワゴンおよびランカスターは、ともにアウトバックの車名で販売された。
~~~~~~~~~~~~~~~
1995年にレガシィ グランドワゴンを発売し、1997年に登場したのがレガシィ ランカスターだ。海外市場では、グランドワゴンおよびランカスターは、ともにアウトバックの車名で販売された(写真:SUBARU)
アウトバックとは、レガシィのステーションワゴン車となる「レガシィ ツーリングワゴン」をもとに、未舗装路での走行を視野に入れた車種で、未舗装路への需要の多い北米から1994年に発売を開始した。
その後、1995年に日本でも発売するようになり、レガシィの選択肢拡大に貢献した。
日本では当初、「レガシィ グランドワゴン」という車名で売り出し、
3代目レガシィでは「レガシィ ランカスター」と名称を変更している。
その後、国内でも「レガシィ アウトバック」と名乗るようになった。
最低地上高(路面から車体床下までの高さ)にゆとりがあることに加え、
未舗装路を走ることも視野に入れたタイヤ銘柄を装着し、
さらに外観では前後ホイールアーチに車体保護機能も考慮した
オーバーフェンダーを備えるなど、
いかにも悪路走破性に長けたクルマにみせる工夫が盛り込まれている。
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🔵真冬に入った。
〇青森の酸ヶ湯の雪のニュースが映像をにぎわす時期になると
各地が寒気の模様に包まれる感じだ。
~~~~~~~~~~~~~~~
〇フェイクニュースと思っていたら本当であった。
中山美穂さんが54歳で亡くなってしまった。
魅惑的な歌手・女優さんであったが、仕事のプライオリティーが勝っていた時期と
年齢差も大きいので、あまりドラマなど見る機会はなかった。
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上毛新聞 7日コラム
▼宮沢賢治は無類の星好きとして知られる。
生まれ育った花巻の夜は満天の星が輝いていたのだろう。
好奇心旺盛な賢治にとって、興味が天体に向かったのは必然である
▼ある研究者によると、天体に関する記述は全集の704カ所にも及ぶという。
平均すると4.4ページに1回の割合で登場する。
しかも、その記述は天文学者から見てもかなり正確なのだとか!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼「銀河鉄道の夜」といった童話が真っ先に浮かぶが、詩も多い。
草野心平が絶賛した「春と修羅」の一編
「暁穹(ぎょうきゅう)への嫉妬」で描いたのは土星。
「清麗なサファイア風の惑星」と呼び、恋心にも似た思いを書きつづっている
▼土星に引かれる天文ファンは少なくあるまい。
魅力はやはり、あの輪だろう。木星や天王星、海王星にもあるというが、
くっきりと見えるのは土星のみ。神秘的と言われるゆえんだ
▼輪は周囲を高速で回る氷の粒の集まりで、太陽光を反射して輝く。
この輪が来年3月、15年半ぶりに一時消える。
正確に言えば、薄い輪を真横から見る位置に地球がくるため、ほとんど見えなくなる
▼いまの時季、暗くなり始めた南方の空に輝く星の一つが土星である。
徐々に消えゆく輪の変化を楽しむのも一興か。
あすは土星食もあるという。
この冬は天体望遠鏡を空に向け、賢治もほれた魅惑の星を存分に味わいたい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~上毛
上毛新聞 5日 コラム
▼最も明るい星団の一つ「昴(すばる)」は6千万年前に誕生した。
恐竜よりも若い星とあって、その輝きは古代から「天の宝石」として愛されてきた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼神秘的な美しさに清少納言も心ひかれたか。
枕草子に「星はすばる」と記し、お気に入りの星の最初に挙げている。
自動車大手スバルの社名はこの星団が由来である
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼今でこそ星団のような輝きを放つ自動車メーカーだが、
一昔前はそこまで強いインパクトはなかったように思う。
やはりトヨタや日産などの時代だった。
それが「レガシィ」の登場で一変した
▼生産は1988年11月、太田市の矢島工場で始まった。
主力だった「レオーネ」に別れを告げ、
一から技術開発を進めた上級車種として翌年2月に投入。
車体剛性の高さにこだわり、国産車トップクラスの性能を備えた
▼昼夜連続で19日間走行という過酷なトライアルで、
10万キロの世界速度記録(平均時速233.345キロ)を樹立。
93年には世界ラリー選手権で頂点に立った。
安全性も徹底して追求し、今では当たり前の運転支援システムも早い時期から採用。
北米で絶大な人気を誇った
▼その車名は来年3月末の受注を最後に消滅するそうだ。
ブランド力を高めた名車だけに寂しい限りだが
個性的な車で他社と差別化を図ってきたスバルである。
次はどんな輝きを世に放つのか。
新たな“遺産”を想像すれば、逆に期待が膨らんでくる。
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メモ
SUBARU(以下、スバル)は、フラッグシップモデルと位置づけてきた
「レガシィ アウトバック」について、来年2025年3月末の受注以降、
国内での販売を終了すると発表した。
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これに際し、1994年に北米でアウトバックを発売開始以来30年となるのを記念し、
アニバーサリーモデルとして、アウトバック特別仕様車「30th Anniversary」を10月に公開した。
🔵レガシィ アウトバック特別仕様車「30th Anniversary」を中心に、歴代のレガシィなどを振り返る
レガシィ アウトバックの歴史
1995年にレガシィ グランドワゴンを発売し、
1997年に登場したのがレガシィ ランカスターだ。海外市場では、
グランドワゴンおよびランカスターは、ともにアウトバックの車名で販売された。
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1995年にレガシィ グランドワゴンを発売し、1997年に登場したのがレガシィ ランカスターだ。海外市場では、グランドワゴンおよびランカスターは、ともにアウトバックの車名で販売された(写真:SUBARU)
アウトバックとは、レガシィのステーションワゴン車となる「レガシィ ツーリングワゴン」をもとに、未舗装路での走行を視野に入れた車種で、未舗装路への需要の多い北米から1994年に発売を開始した。
その後、1995年に日本でも発売するようになり、レガシィの選択肢拡大に貢献した。
日本では当初、「レガシィ グランドワゴン」という車名で売り出し、
3代目レガシィでは「レガシィ ランカスター」と名称を変更している。
その後、国内でも「レガシィ アウトバック」と名乗るようになった。
最低地上高(路面から車体床下までの高さ)にゆとりがあることに加え、
未舗装路を走ることも視野に入れたタイヤ銘柄を装着し、
さらに外観では前後ホイールアーチに車体保護機能も考慮した
オーバーフェンダーを備えるなど、
いかにも悪路走破性に長けたクルマにみせる工夫が盛り込まれている。
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