くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

JW-CADの操作方法(2)

2006年04月28日 | Weblog
■基本的にはヘルプの「作図」のところを見ながらいろいろやってみて操作を覚えることになる。

○ツールバーによる作図メニューによる操作(画面左のツールバー)

線、円、矩形は問題ない。水平・垂直直線を引くにはコントロールバーの水平・垂直のボックスにチェックすればよい。円弧の場合は上のコントロールバーの「弧」をチェックして円と同様に表示し、弧の始点部をクリックして描画することになる。

「消去」は大切なのではじめにとりあげる。「消去」指定をして線上を右クリックする。図形が広範囲にわたる時は「範囲指定」して図形がアクティブになったらDELキー押してもよい。線の一部を消すこともできる。「消去」モードで線上を左クリック(左CLと表記する)してアクティブにして、線上の消去開始の点と終了の点をそれぞれ左CLすれば中間部分が消える。

「文字」の作成はそのサイズ色を変更することができる。コントロールバー左端に[4]W=4 H=4 D=0などのボックスがあるのでそこをクリックすると文字種を選定するダイアログボックスが開くのでそこで文字種を選択する。任意の文字の欄に幅、高さ、間隔を指定できる。文字の色について、その線種属性を変えるにはメニューバー「設定」からjw-win基本設定、色画面タグなどを開いて変更する。ここで基本的な画面設計ができる。文字上をクリックしてアクティブにすれば自由に移動させることができる。

「寸法」の設定は少々ややこしい。まず寸法線の向きを水平か垂直か決める。コントロールバーの「傾き」を0か90に設定。もちろん任意の角度も可能。「小数桁」は0としておく(小数点以下の桁数を指示できる)。寸法矢印の形を決めるため「端部」チェックして変更する(矢印向きが表示と逆向きに出ることあるので注意)。

そしてまず寸法線の位置をクリックすると赤い点線表示が出る。次に、はじめの寸法補助線が始まる点と、終わりの寸法補助線が始まる点をそれぞれ左クリックすればOK。

文字種線種の変更などは「寸法設定」、「基本設定」の「文字」「色画面」などを相互に参照しての変更する。引出し線の開始位置などの変更を伴うことになるがちょっとややこしいので図面の倍率は途中で変えないほうがよい。

円図形の直径、半径も入れることができ、左クリックは円の内部、右クリックは外部に寸法がはいる。

「2線」はよくわからないのでスキップ。「中心線」は2平行線のそれぞれを左クリックして中央をクリックすると中央位置に線が現れる(ドラッグするのではない)。中心線の線種を変えるには引く前に線種を変える。「線属性」(右ツールバーにある)をクリックして変更する。(中心線、寸法線の図面はレイヤーを変えたほうがいい。レイヤーは後述)

「連線」、「範囲指定」又は「範囲」、「複線」は問題ないと思う。「連線」は他の描画ソフトの多角形を描くのと同様に各点をクリック(左CL)して最後に始点をダブルクリックすれば図形は閉じる。

「コーナー」と「伸縮」は便利な機能だ。平行でない2線が交わっている時は2線をクリックすると交わった先が消えて1本の鋭角に折れ曲がった線になる。他方、2線が交わっていない時は一方をクリックしておくと他方をクリックした時に交わるべき点にまで伸長する。これは相手の線がないときでもクリックした点まで伸びたり縮んだりする。矩形図形の角がうまくつながってなくても簡単に修正できるのがいい。

「複写」「移動」は図形を範囲指定した後に指示すればアクティブになった図形部分がポインタと一緒に移動し、所定の場所に「複写」「移動」できるようになる。「範囲指定」したあとでアクティブになった部分の中の文字など一部図形をさらに右・左CLしてアクティブ除外したり、追加することもできる。

さて、これくらいで簡単なものならかけそうだ。

印刷してみよう。画面右下のステータスバーにA=3 S=1/200 [0-0]などという表示がある。

A3は用紙の大きさだからA=3文字上をクリックしA4にセットすればよい。Sは倍率で次の[0-0]はレイヤーの表示である。

印刷時の線種等は別に設定する(「設定」のjw-win基本設定の「色、画面」タグなど参照)。印刷画面には用紙の赤い枠取りがはいる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JW-CADの操作方法(1)

2006年04月28日 | Weblog

■JW-CADは特に建築・建設業界では定番のフリーの製図ソフト。製図ソフトとしてはデファクトスタンダードとされるAutoCADが数十万円するソフトであるのに対して存在感を感じさせるものである。この操作方法を解説した本はあってもやたら難しそうで、ちょっと使うには適当でない。そこで、ちょっとだけ便利に使いたいというむきに簡単な解説を試みる。 しかし、軽く使おうとするにはちと複雑なソフトであることは間違いないようだ。あまり期待しないほうがいいかもしれない。

とりあえずダウンロードして使ってみよう。 基本的機能の操作方法としては次の3つがある。①ツールバーの各項目を使う操作、②クロックメニューによる場合、③ AUTOモードによる操作のうち、②はポインターをドラッグしようとすると現れる時計の形をしたメニューによる操作である。③のAUTOモードは頻繁に使う機能はマウスクリックだけですばやく操作できるようにしたもので、②③のいずれも熟練者には便利であるが、初心者には混乱しそうであるから今回はスキップする。②のクロックメニューが開いてしまったらポインタを時計アイコンの中でクリックすればキャンセルされる。

作図ツールバーに表示された直線、円、円弧等のアイコンに従って説明する。

 その前に画面キャンバスを縮小、拡大、移動する方法として「両ボタンドラッグ」による基本操作を試してほしい。

移動 図面の中央にしたいポイントを両ボタンクリック(CL)

拡大 右下に両ボタンドラッグ縮小 左上に両ボタンドラッグ

全体 右上に両ボタンドラッグ、すなわち初期画面に戻る

前倍率 左下に両ボタンドラッグすると1つ前の画面に戻る

倍率は画面右下のステータスバーの右端に×0.01などと表示させる。

さて、次にいこう、

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする