熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

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東北の川柳誌「川柳 信濃川」

2021-09-14 08:23:42 | 川柳一般

月例投句句会専門誌「川柳 信濃川」

平成十六年創刊、毎月発行の比較的新しい柳誌といえるでしょう。代表は新潟県の相田柳峰さん。

はっきりとした独自の川柳理論をもつ柳社です。最初から座をもたず投句句会専門です。定型のリズムを尊重し、破調句、不定形句は否という姿勢が貫かれ、柳誌にはっきりと記してあります。

2021年9月号に200号記念の誌上大会発表がありました。大会の題は「拗音の入った句」2句。全国各地から712名もの投句があり、熊本からも17名の投句がありました。大会の上位8句を紹介します。(Y)

自粛にも慣れてじっくり豆を煮る   石田ひろ子

復興の街へ車窓が広くなる      四分一周平

遮断機がいきなり降りてくる老後   井本 健治

周波数たまに合うからまだ夫婦    原田しずか

真っ白なシャツに社会というインク  安井 貴子

樹海まだ深く仏の手を探す      中島 翠花

挑発に乗らず漬物石になる      四分一 泉

方言のシャワーが心地好い帰省    三浦 幸子

 表紙 

 裏表紙 「時事吟は拝辞」とあります。