熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

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会員エッセイ

2022-06-28 08:44:55 | 会員エッセイ

       よく頑張りましたね~

年に一度は夫婦共に人間ドックを受けています。今年は6月末になりますが、この期日は胃カメラの空き具合で決定されているようです。

若い頃に、胃透視のバリュームの排出困難に直面して以来、胃カメラ派に転向しました。その頃の胃カメラは大きく、しかも喉麻酔だけでしたので、飲み応え十分でした。

定年後のドックあたりから、喉麻酔の他に鎮静剤を注射すれば楽だと勧められ、使うようになりました。カメラの小型化などの技術の進歩と鎮静剤のお陰で胃カメラの苦痛はほぼ無くなり喜んでいました。

ところが、昨年から「この鎮静剤をやめてみないか」と勧められたのです。検査後に高齢者の転倒事故が散発しているそうで、「是非鎮静剤無しの検査にチャレンジしてみませんか」とのこと。以前の方法に戻るだけなので快諾したものの、それなりに神経は鋭敏でカメラの喉越しもシャープに感じられました。ビールならさしずめ、コクがあってキレが良いといったところでしょうか。

検査後に担当医と看護師さんに、「よく頑張りましたね」とおおいに褒められて、いやがうえにも老いを自覚させられました。多分、今年も昨年並に勧められ、格好つけて空元気を出すことでしょう。

妻は、ちゃっかり鎮静剤の注射をしていますが・・。

喉ごしが良くてカメラが癖になる・・・しろ猫 

   Byしろ猫