高齢者も70歳を過ぎると車の運転免許の更新時に、事前の高齢者講習が義務づけられています。75歳の後期高齢者からは認知機能の検査も加わり、講習会場となる自動車学校などの教室はにぎやかになります。
特に記憶力をためされる場面で印象に残っているのは、「昨夜遅くまで努力して覚えていたのに本番で忘れてしまった」と嘆く担当官とおばあさんの会話が秀逸でした。どうやら世の中には予習問題が存在するようですね。そんな愉快なおばあさんを含めてほぼみなさん合格のようでした。
年老いてくると複数のことを記憶したり実行したりすることが困難になります。2つの動作に3つ目が飛びこむと新規の内容に振りまわされて当初の2つを忘れることが多々あります。
さて、私は先日ストアーに買物に行った際に、買物のメモを忘れてきたことに気がつきました。配偶者が冷蔵庫の扉に設置した小さなホワイトボードに書いた十数品目をメモした用紙です。家まで引き返そうそうかと思いましたが、記憶力テストとして買物にチャレンジすることにしました。結果は1品目を除き全部買いそろえることができました。
ちなみに、忘れた1品目はコンニャクで、家を出る直前に口頭で聞いたものでした。自分の手書の動作が脳の認知のポイントだったのでしょう。さあ、メモをせずにあるいはメモを見ずに十数品目の買物で脳トレなどはいかがでしょう。
脳トレのために買い物引き受ける・・・しろ猫
脳トレの講座の日にち間違える Y