さよならめんたいビル

「ああ、あの明太子の看板が付いている奴？」
などと言われて久しかった白井せんせい設計の旧親和銀行東京支店。
佐世保にある本店なんかに比べるとね、などと不遜な事を思っていたのですが、
じつはこの東京支店が親和銀行での最初の仕事で、
ここから一連のシリーズが始まったのだとか。
銀座・三原橋交差点に面するという立地の良さもあいまって、
出現当時は建築界に相当のインパクトを与えたようですが、
近年は荒れるがままといった風情で放置されていた当建築も
ついに解体が始まってしまったようです。
今の銀座の乱開発ムードの中では建築は何も残らないでしょうね。

合掌。