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ただの飾り?

町家などには「出桁」というもの(っていうか造りっていうか)がありますが、
(写真で水平方向に流れている大きな木材が「桁」で、
 これと直行方向の材が「梁」、で外壁より外に桁が持ち出されているんで
 「出桁」(たぶん「だしげた」、「でげた」とも?)です。)
先日通りかかったとある新築工事中の住宅@東海道、
上棟して日が浅いので軸組(柱や梁の構造)が良く見えます。
で、出桁を受ける腕木がずらりと並んで壮観!と思って更に見てみると、
全部が全部中に繋がっている訳ではないことに気づきました。
(写真の色が付いているところ)
ま、1尺5寸ピッチで梁が架かっているわけも無いので当然かもしれませんが。
これでは出桁を支えているのではなく、出桁からぶら下がっているに近いな。
・・・ん?そんではこれは単に飾りとして付いているだけ?
良くわかんないけど、古の町家でもこうなのか知らん??
腕木は通しになっていて天秤方式で出桁を支えている(=通し腕木)、とかだったら
すっきりするんだけどな~。
民家に無駄はない、という先入観がいかんのかな?

ご参考)
東海道の街並みを紹介しているページ→最新Walking印象記「駿河遠州」
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