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北千住っていいかも


以前大阪に行った際にお世話になった建築探訪仲間の知人が
仕事の都合で上京されました。
今回は知人のリクエストでプラナリア的には未踏の北千住へ。
目的地はキングオブ銭湯との呼び名も高い「大黒湯」と
煮込みで名をはせている居酒屋「大はし」です。

大黒湯を目指しつつ北千住をウロウロ。
町屋などが散見され良い感じです。
そして名倉医院


なんか「仁」とかに出てきそうな佇まいですね。
最近近所にも同名のチェーンみたいな接骨院が出来たのですが、
ここがその発祥の地であったのか!!

*HPを見るとお茶の水にあったレトロ建築「名倉病院」もここの関係なのですね・・・。


そしてこれが大黒湯。
堂々たる面構えですね。


屋根には大黒さんも。

関西人にはちと熱め?(42度)の大黒湯を後にし、大はしに向かう。


商店街には渋い飴屋さんが。


そして大はし。
17時前に入店したにもかかわらず、カウンターは既に満席。
19時には完全に出来上がって退出致しました。

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調べたり、直したり


11/19は某職能団体の文化財修復に関するレクチャー。
プラナリアの母校、横浜国大の大野先生が主に蔵の補修に関する実践的な手法を講義してくださいました。



いわゆる指定文化財であればお金をかけて本格的な修理をする訳ですが、
もう少し広い範囲の歴史的建造物、個人が所有しているようなもの、
あるいは指定文化財でも震災等被災してしまい、応急措置をして保全を図る必要があるものなどは
予算や時間の面で制限がありますので、そこをクリアーしないと
結局は失われてしまう、という結果になりかねません。

*東日本大震災の際の応急措置の実例はこちらでも紹介しました。

これは蔵ではなく長屋門ですが、民間による保存再生に際し
大野先生が助言した際のスケッチなど。



昔の建物は柱の足元が石の上に載っているだけなのですが、
現行法規では連続したコンクリートの基礎の上に載せ
アンカーボルトなどの金物で固定する必要があります。
そのため、高さが変わらないようコンクリートの基礎の高さ分
柱の根元を切ってしまうことがしばしば行われますが、それは駄目、というお話。

11/20は建築学会と土木学会が共同で行っている
帝都復興事業の勉強会に復興小学校研究会としてお邪魔しました。
今回は伊東孝裕先生が土木学会でされた調査の全体像について報告下さいました。



万世橋のたもとには旧公衆便所と船着き場と思われる遺構が残っているとのこと。
ううーん、今まで全く気が付いていませんでした。
これからはこっちの橋下がマイブームになりそうな予感です。



横浜の掘割川にある船着き場の遺構。
横浜にはその他公衆便所などの遺構も残存しているとのこと、まだまだ知らないことがありますね。

来年2月に建築学会さんからの報告があった後、
何らかの形で成果を公表して行きたいね、という話になっています。
こういった学術的な成果を、たとえばシンポジウムや街歩きといった形で
市民に伝えるお手伝いができれば、と考えています、
っていうかやっぱり橋は面白い!!

来年は関東大震災から90年の節目の年なので、
復興小学校研究会でも何らかの情報発信をしていきたいと考えています。
乞うご期待!
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