goo

魁夷の目

録画していた「トトリ」(今回の犯人は横山めぐみ!!)と、
リアルタイムで見ざるを得ない(HDDの残量が無くて撮れないんだそうだ)
「ハードナッツ」(ユイちゃんがアキちゃんよりアキちゃんになってる!)と
理系探偵が活躍するドラマを連続して視聴、の合間に
こちらは録画のOKが出た、BSフジの東山魁夷の番組をチラ見。

ちょうど作庭家の重森先生が登場して東福寺、天龍寺の解説をしているところ。
そして魁夷の視点が望遠レンズだ、という話に次いで
30年代にドイツに留学していて、当時の新興写真に影響を受けた可能性、という解説が。
そうか、日本画の平面性と望遠レンズの距離感の無さには親和性があるよね、
あのアングルの切り方、寄り方は新即物主義の方法論か、
などと勝手に理解して、急に魁夷の絵に興味が(笑)。


写真中央よりやや左の池中の石をもう少し左側から描いている模様。

大家って既に権威付けられてるけど、ほんとに良いのか分かんないよね~、
とか言って敬遠している方が、じつは作品ときちんと対峙していないということだよなぁ、と反省。
今度魁夷の美術館に行った際には谷口建築だけでなく絵もちゃんと見ます。

・・・でもちょっとした切り口を教えてもらうだけで、
物の見え方が変わるっていう体験も結構楽しいけどね。と負け惜しみ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )