goo

夜来香でブギウギ

一昨日、昨日の二晩に渡って放映されたテレビ東京のドラマ「李香蘭」
主演の上戸彩さんの熱演+熱唱もなかなか良かったし(チャイナドレス似合います~)、
菊川玲さんの川島芳子も良かった(じつは駄目なんじゃないかと不安だった・・・すみません)。

李香蘭李香蘭
上戸彩 山口淑子(李香蘭) 橋爪功

角川エンタテインメント 2007-04-27
売り上げランキング :
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


一番嬉しかったのはリサイタル「夜来香ラプソディ」のリハーサル・シーンで
夜来香のルンバ・バージョンを歌うってくれたこと。
*なぜ嬉しいかは下記の本を参照。

上海ブギウギ1945―服部良一の冒険上海ブギウギ1945―服部良一の冒険
上田 賢一

音楽之友社 2003-06
売り上げランキング : 320707
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

この本には周辺事情(音楽界、日中戦争、等々)もいろいろ書かれているので、
服部さんに興味が無くても1945年の上海李香蘭事情の入門書としては最適かも。
難点をあげれば資料(インタビューを含む)に対する批評性が弱すぎるところですが、
歴史書じゃないからあんまり気にしないで楽しむのが吉、かな?

因みにドラマの原作本はこれ、と言うことになっています。

「李香蘭」を生きて「李香蘭」を生きて
山口 淑子

日本経済新聞社 2004-12
売り上げランキング : 62
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

李香蘭超入門。
日経に書いた「私の履歴書」を単行本化したものなのでとても読みやすい。

では、今日はこんなところです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

イカれたイカした映画

だいぶ以前にorochonさんにお勧め頂いた「ダウンタウン物語」、ようやく見ました。
禁酒法時代(1929年前後の設定とか)のNY。
ギャングの経営するモグリ酒場を舞台に、イカしたチンピラ、バグジー・マローン(←原題っす)と
女優を夢見るショーガールの恋をギャング同士の抗争を背景に描いた映画で、
かのアラン・パーカー初監督作品であります。

あるのですが・・・

キャストは全て子供、しかもミュージカル。
監督自身「イカレた」「なんでこんな映画撮ろうと思ったんだろう」等々のコメント連発ですが、
確かに・・・へんだ。

出演者が子供だから、といった妥協が一切無い造りでありまして、
コスチュームとかはもう見事、映像もさすがパーカー、なかなかスタイリッシュなのであります。
しかも(でも、か?)車は足漕ぎ、新型マシンガンから飛び出すのは石膏、
拳銃をぶっ放す代わりにパイを投げつける、だったりするので
見ている方はどう反応して良いのか分かりません(爆)。
しかも監督によればこれは「パロディ映画」だそうで、
あそこはゴットファーザー、これはギャツビーのセット、
等々解説トラックでやや暗めの低音で淡々と語っています。

当時は(1976年制作)イギリス映画界はあまり景気がよくなかったらしいのですが、
(そう、これはイギリス人監督がイギリスで撮った空想の中のアメリカでもあるのです)
しっかりヒットして、パーカーは映画監督としてのキャリアを無事スタートさせることが出来ました。
で、次作が「ミッドナイト・エクスプレス」という超ハードな映画で全然違うのが・・・凄すぎる。

百聞は一見にしかず、是非家族でお楽しみください。いい映画です。愛があるしね。

この映画には当時12歳にして既にキャリア10年の天才女優、ジュディ・フォスターが出ております。
パーカー監督もコメントしていますが、確かに他の子とは格が違うかも。すっごい妖艶だし。
でもみんなと一緒にパイ顔にぶつけられてますけどね。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

同じじゃん。

工務店さんと見積もり金額の交渉をしていた住宅、ようやくまとまって一安心。
で、帰りの新幹線でほっとしつつ大急ぎで買ったスターバックス@駅構内の
今日のコーヒートールサイズ(Mじゃねえよ>自分)を飲んでいて気がついたことがひとつ。

本日私は細かく査定した内容を持って工務店さんと鋭く交渉した、はずなのですが、
「いやいやそれはですね」
とことごとく反撃にあってしまい(目玉は敵が最初に降伏しちゃったのですよ)。
まあ、最後はあきれた?工務店さんがある条件をもとに(受け入れてくれたクライアントさんに感謝)
出精値引きというやつで予算に合わせてくれたのですが。

この出精値引きと当初から出してくれていた値引額を足した金額って
俺の実施設計料とほぼほぼいっしょじゃん(!!)


ちなみに実施設計料は当社の場合、設計料全体の半分。
あとは基本設計料と工事監理料で略略半々なのですが、普段
「設計料はけして高くない!」
と主張している事が妙にリアルな数字で裏付けられちゃって?、
なるほど、と納得したり、いや、やはり設計料って安すぎる、と思ったり。
まあ、基本設計料=オリジナルなアイディア料、監理料=安心料、ってことで
この分はプラスになるけど建築家に頼む以上意味ある出費として納得してもらって、
設計作業=実施設計料分は設計事務所が入って見積もりを査定する事でツーペー、ってことですかね。
いや~、もっと下がってる、という気もしますけど。
監理で品質確保もきっちりされるし、う~ん、やっぱ設計料払うっていうのは
結局はお買い得になる、ってことではないのかなあ。ぶつぶつ。

そういえば昔、会計検査院が指摘する税金の無駄遣いの合計額は検査院の年間予算と同じである、という俗説を聞いた事がありました。むむむ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
   次ページ »