マイノリティー・リポート

今、気になること&お気に入り(Favorite)をつらつらと

『ねこタクシー』

2010-07-21 08:42:48 | 

 『』上・下

「探偵ナイトスクープ」で、“カンニング竹山”さん主演の映画だと知った。

タイトル『ねこタクシー』に引かれて、気になっていたが、映画を見るところまではいか

なかった

そんなある日、本屋の店頭でこれを見つけ購入、いっきに読んでしまいました。

読む前は、どこかの携帯の宣伝のように、猫にしゃべらせるのかなぁ~なんて漠然と

思っていたが、そうではなかった。

でも、それが良い意味で期待を裏切り、かえって心に残る内容になっているように思

った。

人付き合いが超苦手な元教師。それゆえ教師も辞めてしまったほどだ。

その後、鉄工所経営の親元で仕事を手伝うも、不況で工場をたたみ、田舎に引っ越

してしまったため、現在はタクシーの運転手をしているが、売り上げは最下位を更新

中。

彼は、まだ教師のころだが、同僚の教師と結婚し、一女がいる。

妻はまじめで、がんばりやで、なかなか厳しい、そんな妻の収入で生活はなんとかや

りくり、妻にも、生意気盛りの中学生の娘にも、遠慮をしながら、世間の、家族の邪

魔にならないよう、極力接触を避け、逆らうことなくひっそりと日々を送る彼

そんな彼が、いつも夕食の弁当休憩をする、またはサボる、都会の中に取り残され

たような公園があった。

そして、そこで、でかいオスの猫と遭遇するわけなんですね。

公園に置かれた土管の中を住処にしているのか、公園に立ち寄るたびに土管の中

で寝ている猫になんとなく気を引かれ話しかけたりしていた。

そんなある日、公園の側でいつものようにタクシーを停め、寝過ごしてしまったことに

あわてるが、それよりも、助手席に丸まって気持ちよさそうに寝入る猫にもっと驚く

しかし、起こしても起きない猫と、GPSでさぼっていることを会社に知られたのでは

というあせりから、猫をそのままつれかえるはめになる。

「にゃぁ~」とか「みあ」とか「ぐるる」とか食べ物を食べる音とかはあるものの、何もし

ゃべるわけではないが、まず彼を、彼の家族を、彼のタクシーに乗ってくるお客を、

次々癒していくのである、いや人間が勝手に癒されていくのである。

その猫の名は、首輪に書かれていた「みこがみ」から「御子神さん」と彼は呼ぶ。

私も犬猫の番組は大好きでよく見ている。

いままで犬は子供の時に1匹、結婚してから川に落ちて鳴いていた犬を助け、その

子犬にいつかれて飼ったこともある、金魚も十姉妹もある、現在はメダカを飼ってい

る・・・だが、果たして癒されているかと問われるとわからん

テレビで見ている限りは、ものすごく癒されるのはたしか、でも、飼うとなると責任が

伴う、その責任が私には非常に重荷になる

本の中で、「御子神さんを家で飼うにあたり、家族にできるか?!」と問う言葉があ

る、ペットを飼うのではなく、家族になるのである。

めだかぐらいだったら影響も最小ですむが、犬や猫となるとそうは行かない

しかし、子連れだったり、犬をつれてたりすると、確かに見ず知らずの人とでも話しが

できる、話かけられる 

なぜなんでしょうねぇ~子供も、犬もいない私にはわかりまっしぇん

いやぁ~それにしても、今回落としどころに悩んでしまいました

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2 コメント

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映画か本か (愚石)
2010-07-22 09:22:35
全然知らない話でしたが、読んでみたくなりますね。(^^;
本を読んでいて映画を見るとがっかりすることが多いようですが、これは、どうなんでしょう。
動物を起用するって余程演技の達者な子じゃないと、あの携帯犬のように無理やりストーリーになってしまいます。
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愚石さまへ (キャサリン)
2010-07-22 14:25:55
毎日お暑うございます
本を先に読んでしまうと、どうしても自分ワールドができてしまうので、なかなか難しいところもありますね
本には何枚かの猫の写真が掲載されていますので、たぶん「御子神さん」をした猫なんでしょうね、本の雰囲気にピッタリな感じでした
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