茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

茶茶の間で入門集中講座

2013-11-01 11:38:58 | 日本茶
十月最後の金曜日に、日本茶ソムリエの和多田喜さんがいることで知られている茶茶の間に初めてお邪魔しました。

私の中では、抹茶の世界は当然美しいですが、煎茶やほうじ茶といった普段から飲まれている日本茶の淹れ方、歴史、製法などにもすごく興味があります。

何人かの茶友に相談してみましたが、辿りついたのは、茶茶の間です。

全4回の入門講座もありますが、土曜日開催のため、都合上難しいのです。となれば、全4回の内容を1回に凝縮した集中講座に参加することになりました。


そこはもう全開したソムリエ和多田喜さんのワールドです。お茶葉を舌で舐めてから噛んで味わい、和多田喜さんオリジナル器で凝縮したお茶のエキスを頂く。お茶を淹れる時の魔法の言葉かけ等々。中国茶を淹れる時、参考になる材料もありました。


深蒸しは、実はコスト抑えるためのお茶であることを分かっただけで、その日の一番の収穫です。やはりお茶作りは、現場を見てみないと改めて思いました。


お話しを聞きにいらっしゃった日本の皆さんとは、土台が違うと痛感しました。皆さんにとって当たり前のことは、私にはまだまだ知らないのがいっぱいあります。オーソドックスの勉強するには、やはりお茶と本を買って、地道にするしかないかなと思いました。

でも、その日に出会った二人と連絡先を交換できて、茶茶の間でランチまで一緒にいました。

私が頂いたのは、蒸し野菜のセットです。

茶粥をチョイスしました。使われる番茶はこちらです。


以前、ヨシコさんから頂いたここの桜薫が美味しかったから、今日はさくら風味の棒茶を買ってみました。

ご一緒の皆さん、どうもありがとうございました。また、日本茶を勉強する良い機会があれば、ぜひ教えてくださいね。

茶々の間
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-13-14
TEL&FAX: 03-5468-8846
営業時間:AM11時-PM7時
お食事ご提供:
AM11時〜材料完売 or PM6時(L.O)
お茶&スイーツご提供:終日
定休日:月曜日
(祝日の場合は翌火曜日)

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桜薫-桜の香りを薫る日本茶

2013-09-17 20:48:55 | 日本茶
 最近、日本茶にも興味が出はじめた私に、茶友のヨシコさんが「桜薫」という名の日本茶を分けてくれました。

 初めて淹れるお茶は、理科の実験をやっているみたい、楽しいです。

 
 めったに日本茶を淹れない私が、今日は計りを取り出しました。茶葉の量に関して、日本茶の方が中国茶よりずっと多い気がします。少ないかもと思いながら、今日は、6gを計りました。

 日本茶の急須ですら持っていない私に、ヨシコさんが中国茶用の磁器ものであれば大丈夫だとアドバイスしてくれました。
 
 
 こんな茶道具を使って、探りながら淹れてみることにしました。

 日本茶を淹れる際、低温で長めに淹れることによって、お茶のうまみが引き出されます。それに対して、中国茶は高温で短めに淹れることによって、香りを楽しめます。そこには、茶文化の違いであり、そもそも香りは高温でしかでないもので、うまみは低温でしかでないものと、何度もお茶の先生に言われました。

 お湯の温度を考える時、さらに先生の言葉を思い出しました。「日本茶も香りがあるので、ぎりぎりの高温で攻めれば、中国茶みたいに香りを楽しめる」。さて、そのギリギリの高温とは何度ぐらいだろう。

 
 色々試してみました結果、100度沸騰したお湯を、一回茶海に移し、茶海から急須に移す。その方法で急須に移されたお湯が、大体85-87度位。

 次は、抽出時間ですね。三つの聞香杯を用意し、それぞれ30秒、45秒、1分で抽出してみました。

 
 結果的に、30秒で淹れたものは若干薄かったけれど、45秒は若干長かったのです。1分間淹れたお茶は、渋すぎて飲めませんでした。

 肝心な香りですが、聞香杯で楽しんでみました。



中国茶ほどのものではありませんが、ほんのり桜の優しい香りをして、まろやかなお味でした。

 これは、桜のシーズンにぜひ頂きたいですね。

 ヨシコさん、ありがとうございました。

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