玉壺買春
賞雨茅屋
坐中佳士
左右修竹
白雲初晴
幽鳥相逐
眠琴緑陰
上有飛滝
落花無言
人澹如菊
書之歳華
其曰可読
【唐】司空図 『詩品二十四則』の「典雅」
春には玉の壺で新茶を買い
雨の日にはかやぶき小屋で雨を愉しむ
隣りに心の寄り合う友がいて
小屋の周りにある竹林に囲まれる
雨が通り過ぎ、青空に白い雲が現われ
林に鳥達が追いかけっこ
琴を弾く人は、木蔭で居眠り
頭上には飛瀑がある。
花が落ちても無言
人は、菊のように淡々にいよう。
読書して歳を重ねるにつれ
本に書かれた事を読み取れるようになる。
最後の四句が大好きです。