夜には豪快に降っていたようですね。
朝がきたら、金沢の街はすっかり雪化粧に変身しました。
前回金沢に訪れたのがだいぶ前のこと。
一九九八年と記憶しています。
石川県が主催するジャパンテントに参加、金沢市をはじめ石川県県内数カ所でホームステイをさせてもらいました。学生時代、大切な思い出の一つ。
加賀百万石の城下町だった金沢は、日本一和菓子の消費する街だと知ったのは、まだごく最近のこと。
砂糖で覆われる福梅は、このような情景を写し取ったのかな。
武家のゆかりが伝わる落雁の長生殿。初めて篆書体で書かれた「長生殿」の文字を目にした時、唐玄宗と楊貴妃のロマンスを謳う「長恨歌」、それに関連する長生殿を思い出す。
色々な理由で、金沢の街は私を呼び寄せていました。
ひがし茶屋街の一笑にて
十七年前にも、ホストファミリーのお姉さんにこの界隈で一杯の抹茶をご馳走になりました。
金沢菓子木型美術館
落雁作りの体験、ここでできます。
最後の夜は、教室のご縁で知り合いになったSさんの自宅に招かれました。金毛猿を淹れてくれました。
再会に微笑ましいひと時でした。
さようなら、金沢。
またいつか来ますね。