一日雨の後、
朝の空気が清々しい。
永世七冠の羽生善治の『直感力』を読了。
直感とは、迷いや悩みも起こり得ない瞬間を捉えたものだ。その中にそれまで積み重ねた経験から発展したものであったり、大きなヒントが隠れていることも多い。ある意味で迷わずに決断する能力とも言えるでしょう。
かつて、私自身が手相を見てもらった時に、言われた事があります。
両手ともに直感力の線、鮮明にでてますね。そうなの。。。とその時はピンとこなかったです。自覚はなかったというか。
選択肢の分岐点に立つとき、失敗を恐れず、とりあえず前向きに進むことに、背中を押された気がします。
直感力は経験とともに育ちます。
そのヒントを手がかりとして考えを進めていくと、案外物事が良い方向へと導くでしょう。
それに、人間のメンタルや精神的な面での強さというものも、年齢や経験に比例するのではないかと思います。
本の最後に、ルーツだったインドの将棋が、各国で様々なスタイルへ変化していくその姿の垣根から見出した国柄の話しも触れました。
力をもらう一冊。物事を深く、そして多視点で観察する羽生七冠の人物像にも惹かれました。