茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

春守茶会

2019-04-25 08:01:25 | 茶会・茶勉強会

彼女にはお菓子の神様が付いている
とさえ思う時があります。

そして、お茶のことを熟知しているからこそ、
茶菓子づくりにおいては世界一かもしれません。

酒醸(=中華麹)仕立ての苺湯圓は
私を「郷愁」に誘い、

口の中でピリピリとくる塩気の効いた
鯖のおぼろ鮨桜葉包は、
春摘みたての台湾三峡熊空碧螺春の良さを
引き立てます。

贅沢な蜜香紅茶アイスクリームは、
あと五個分頂きたいとおっしゃるお客様がいました。
私もその気持ちよ〜くわかります。

バラジャムを練りこんだ薔薇のバターケーキ、
ヒロエさんが雲南薔薇ジャムに興味をもち始めたことを私も知っています。その努力が伺えた一品です。

誘って頂き口福の週末でした。

見渡す都心の街や代々木の森を眺めながら、スペシャルの時でした。

オーナーさま、ヒロエさん、ご一緒の皆様、
ありがとうございました。

また誘って頂けましたら嬉しいです。


【茶譜/茶菓子】

野放武夷白茶
2018文山包種 / 草莓湯圓
2019台湾有機碧螺春 / 鲭のおぼろ鮨桜葉包
2013年花蓮蜜香紅茶 金奖茶/ 薔薇のバターケーキ

ハナミズキ

2019-04-19 20:33:53 | 日常

バスの窓から見えた
街路樹のハナミズキに
沢山の花が咲いた

まあ、もうこんな季節か
やっぱりキレイ〜

ピンクのハナミズキよりも、
私は白の方が好き。
純白であどけない印象。

前の家の玄関先にある
あのハナミズキを思い出した。
この季節が訪れるたびに、
私はよく玄関先であの木を見上げていた。
まだ若い樹で
つんつんと天に向けた花達が
無邪気で元気いっぱいの子達のように。

今日は無性に家が恋しくなりました。

2015.4撮影

包種窨花茶の会

2019-04-15 06:52:57 | 茶会・茶勉強会



ジャスミン花茶(茉莉花茶)、クチナシ花茶(枙子花茶)、ジュラン花茶(樹蘭花茶)、沈丁花茶(七里香花茶)、玉蘭花茶、金木犀花茶(桂花花茶)等、この日は、包種茶冬片のほか、台湾包種茶を使った窨花茶、計九種類を飲み比べしました。

含笑花は台湾特有な花らしい
含笑とは、ほほえみ、笑みを浮かべるという意味
含笑花茶は
少し強めの香りと味わいでした。

ほかはそれぞれの特徴をもちながら、かすかな香りと上品な味わいのものがほとんどでした。

フレッシュな花茶以外、十年ものの樹蘭花茶も
頂きました。

窨という文字の意味。
包種茶の名前の由来。品種名の色種が台湾では包種と伝わったという説。馮さんがワイトボードに書いた「色」の一字を目にして説得力あるとその日思えました。

台湾坪林祥泰茶荘四代目の馮さんご兄弟はまだ若い。研究者タイプの製茶師です。麗香茶課の皆さん、通訳を務めたルハンちゃん、ありがとうございました。

十年ものの樹蘭花茶