2011年初めて上梓された
原書『茶味的麁相』では、
読者の目に飛び掛かりましたのが、
著者李曙韻氏の侘びさびの世界でした。
2017年、ある出来事を機に、
アーティスト気質の李曙韻氏の色彩は、
マットな明るい色彩に生まれ変わりました。
エコ茶会二日目の茶席は、新生李曙韻をイメージ、薄ピンクの茶服を着てみました。
茶席は、うらりんさんにアレンジして頂き、薄ピンクと薄グリーンの二席を設けました。
薄ピンクの茶席では、銀彩のお碗と蓮華で、碗泡の席を設けました。茶花の代わりに、茶菓子とともに高台に飾ったのが、新鮮な小青柑。この時期では、広東人が小青柑に湯を注ぎ、飲むようにしているそうです。
碗泡を茶藝として確立させたのが、まさに李曙韻氏です。お茶は、今年の明前天目湖白茶(江蘇省天目山緑茶)を用意しました。
薄グリーン茶席の室礼は、錫の茶盤に九壺堂の双杯品茗一式を。菊の花に縁の深い李曙韻氏をイメージ、茶席では糸菊を二本あしらいました。ちょしさんチョイスで、台湾拉拉山ウーロンでお客様をもてなしました。
二日間、沢山の方と再会でき、新しい出会いも嬉しかったです。
会場で用意された新刊、二日間とも売り切れました。ご購入頂いた皆さま、誠にありがとうございました。
本の中味をしっかり読まれていきますように。