茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

岩間眞知子先生の新書『明代二大茶書』

2023-11-16 21:59:00 | 茶会・茶勉強会
お茶芽倶楽部の早川博子先生企画
岩間真知子先生の『明代の茶と日本』講演会に参加。

古茶書に情熱を感じさせる先生の話し方
原書をすらすらと綺麗な日本語に変えて耳元に届く時、ほんとに惚れました。

講座の構成、内容の濃さ、見習いたいところが沢山ありました💕大満足でした♡

今年の冬、読書に耽けっていたい。

SASHOで中国茶と和御膳のコラボレーション

2021-11-28 23:05:00 | 茶会・茶勉強会





古き良き鎌倉が残る扇が谷
意外と今まで行ったことの少ないエリア。
センスの良いお店が点在していました。



SASHOは昭和二年建てられたお屋敷。お庭は、京都著名な庭師小川治兵衛の作品。素晴らしいお庭を眺めながら、女将さんのこしらえた和食ひと皿ひと皿を堪能。それに一華さんが厳選された中国茶を味わいます。


牡蠣のみなと焼、鼻腔の奥まで磯の香りがすっと行き気に入ったひと皿でした。
牛頬肉の赤味噌仕立てと白岩肉桂が互いに引き立て、素晴らしいマリアージュでした。

陶渊明の詩や生い立ちを知り尽くす一華さん。書にも造詣深い。
凛としたお着物の姿
日本舞踊や歌舞伎俳優の美とリズムを感じさせられた一華さんのお手前
その日いちばんのご馳走でした。

良いエナジーを頂いた日の出来事。






留白

2021-05-04 20:30:00 | 茶会・茶勉強会



逗子に移転した留白茶室を訪れました。
染付、蠟燭、翡翠に紫砂。
台湾茶道のルーツとも言えるアイテム
それを守り抜くペルさん。


様々な形の宜興壺の中で、
筋紋壺は難易度の高い造作。
素晴らしい筋紋壺を拝見できた。

前回ペルさんが淹れたお茶を頂いたのは、
いつごろかしら。
もう五、六年前かな。

変わらない美味しさ。



かつての濃霧が消え去り
清々しい気持ちに生まれ変わった。


老樹紅水烏龍の厚みと
高めな発酵による甘み
心に沁みながら帰路へ。




重陽茶会

2020-10-25 16:17:00 | 茶会・茶勉強会



とある繋がりで拝観の叶った
高台寺近くの西行庵

茶道に何の心得もなく
平安の歌人 西行法師ゆかりの地にてお席に入ることになり

潔く襖を開け 御点前を始まる
キリシタン高山右近
祈りの茶室を満喫

はかない想いを綴った晴美さんの中国茶席も身に染みながら

ディープな京の旅を終わりに
家路へ



西行庵のお庭

サネカズラの幼実も
可愛かった



未名東方古琴演奏茶会

2019-12-01 21:25:00 | 茶会・茶勉強会



広州随一の中国茶空間「未名東方」がやむを得ず移転する可能性があると聞き、寝耳に水。

どこか違う場所に移転され、オーナーのセンス溢れる室礼が再現できても、この場所のように、自然を取り込む平家づくりはもうないかもと思うと、とっても寂しくて思いました。

広州で中国茶を学ばれた日本の方々に、一度ここを紹介しておきたい。
オーナーと話し合い、一週間後に古琴演奏茶会を開催することに。

協力して頂いたKさん、Iさんが早速周囲に声かけてくれたおかげで、あっという間にお客様が集まりました。
お二人の人脈の力です。ありがとうございます。



古琴演奏「流水」を鑑賞した後、オーナーが丁寧に淹れてくれた茶を頂きました。丁寧に味わう日本のお客様の事を、オーナーはとっても感銘を受けたようです。最後にわずかしかない秘蔵二十年ものの大紅袍を特別に淹れてくださいました。

一杯の茶の力で、淹れ手もお客様も、互いに心の安らぎができた日だと感じました。

サロンスタッフお手製の豌豆黄(えんどう豆ケーキ)は、今までで一番美味しかったです。