茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

国宝展と正倉院展2022

2022-11-05 17:01:00 | 街散策・旅行


トウハクの国宝展にて
南宋の山水水墨画を目の前にして
雄大な山水を描くことと対照的に
人間は小さく小さく描く。
そんな時代でした。
我々人間はあくまでも、
千年の自然に通りかかる一人の客にすぎません。
そんな事を悟らせた気がいたします。

同展の竜首瓶のシリエットと精巧な造りも印象的でした。

トウハクの翌日に、
家族と京都奈良へ。

大河内山荘の展望台から京の町を俯瞰。
色づき始めた京の紅葉は麗しい。


金閣寺の美しさは、
歳を取ると共に
わかってきた気がいたします。
水面に映る煌々たる金閣寺と広がる青空、
ずっと目に焼き付けていたいのです。


この時期西へ行く最大な目的は正倉院展。
大きな銀壺に施された繊細な図紋の前で暫し見惚れ、
年月とともに落ち着いた色合いを観て心が和む。
小物では象牙や鹿角を嵌めた如意が印象的で私好みです。

今日も古のお宝を沢山観てきました。
いにしえの時代と人々を近く感じた日でした。
主人に「ほんとにお宝(国宝)が好きなんですね」
と揶揄されました。

沢山の本物を観て
目を養いたいのです。

心が満たされて帰路へ。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。