茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

海珠湿地

2016-06-26 21:35:35 | 街散策・旅行

市内の中心部から、車で約三十分のところにある海珠湿地。

ここは、熱帯植物と果物のパラダイス。改めて知る植物の名とその生息環境。中国人らしい発想の名付けが多く面白かったです。

身長よりも背の高い芭蕉木の下に立つ友人、宮崎駿の世界から出てきそうな雰囲気でした。若い彼女は、植物のこと、驚くほど詳しいのです。

ビルがそびえ立つ街の中心部と違って、ここは豊かな自然に恵まれています。




雨塵古茶

2016-06-20 18:54:52 | 中国茶・世界のお茶

はじめて杜老師の雨塵古茶サロンにお邪魔しました。

私達が着いたとき、老師は一人で優雅に朝の一杯を飲んでいました。コレステロール値を下げる効果のある植物「絞股蓝」を熟茶にブレンドしたものです。

毎年雲南の山から山へと移動し、古樹普洱の収穫と製茶に力を入れる杜老師。実年齢はたぶん私より少し年下の気がします。

きっとまた来ますね。それまでに、雲南の山々のマップを頭に叩き込もう。そして、気になる山々の山頭気について聞きたいのです。

日本の影響を受けた台湾的な美学。その風が大陸まで吹き渡ってきたのかな。台湾的な茶席や茶空間を、すくなくとも広州で見かけるようになった、とここ数ヶ月実感しています。先生のご自宅サロンも素敵な空間でした。

【茶譜】
絞股蓝入り熟普
攸楽古樹2015年生普(茶湯の柔らかさが印象的)
蛮磚古樹2015年生普(香気、湯色、滋味のバランスがとても良い)
景邁古樹2015年生普(奥ゆかしい蘭の薫りが香る。もう一度飲んで確かめたい。)


海南島の旅

2016-06-15 22:39:26 | 街散策・旅行

端午節の三連休
中国最南端の海南島に行ってきた
紫薇という花が満開していた


南国の花は妖艶なほど鮮やかなものが多い
咲き誇る鳳凰花という真っ赤な花を目にしたとき
恋に落ちた気分になりそうになった
その色っぽさは、赤の衣装をまとったフラメンコのダンサーにも劣らない
芝生に落ちた赤い花びらは、緑の絨毯に 赤いチークを施したかのようにも見える


三か月ぶりに海南島で気持ちのよい青空に再会した


海鮮を腹一杯に食べ
ビールを飲み
海よりは山が好きだった私だけれども
海もいいなーと教えてくれた旅になった。

茶葉市場めぐり

2016-06-15 21:26:17 | 街散策・旅行

この街では、もし雨に見舞われることがなければ
もうこの街らしくなくなる
と近頃思う

ほぼ毎日降る激しいスコール
気が短い人のように
いつもいきなり 激しく そしてわずかの時間で収まる

(小パッケージ茶葉の全自動包装機械)
街一番の茶葉市場を散策しているとき
雨が降ってきた
ランチの時間だと
暗示したかのように。

路地にある飲食店のベンチに腰をかけると
桃売り商人が雨のなかで頑張っている
さすが南国だ。桃の収穫もひと月早い


今日は潮州の伝統料理 双丸粿条を注文した
それを一杯胃袋に入れば
午後も胃に負担をかけずに
引き続きお茶の試飲ができる

愛想の良さそうな店主のいる店を見つけ
気になる茶を試飲させてもらう
少し買ってもいいし
何も買わなくても
店主が愛想よく
「また来てね」と言ってくれる

この気軽さは、この街の魅力
また来たくなる