日本滞在中に二つの舞台を観てきました。
映画後妻業の女を観て以来、
大竹しのぶさんの演技に好感を抱いていました。
あの日たまたま大竹しのぶピアフコンサートの広告を目にした。
座席表にぽつんと一席だけ残されていた。
しかも自分の誕生日に。
これは誰も誘えず、一人で行って来ると囁かれたようなものだなぁ。。
そう思ってポチッとチケットを購入。
大竹しのぶさんに、まるでピアフが舞い降りた。
ステージの上、しのぶさんは感情移入して思い思いに泣きながらピアフの歌を熱唱した。
鳥肌が立つような歌唱力のほか、
唄と唄の間にトークを交えた。
天然な喋り方のトークと歌のギャップに私は魅力を感じ、
記憶に残るコンサートでした。
表現力やその評価基準について、
最近たまに考えることがある。
芸術もやはり感動を与えるものが
成功したものだと思う。
「歌手になるのが夢だった。
その夢が実現できて嬉しい」
と大女優の一言に、
私はもらい泣きになってしまいました。
最高な誕生日でした。