茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

1998老鉄観音

2021-01-28 21:37:00 | 中国茶・世界のお茶


とうとう2021年1月の時点で、一億人のコロナ感染者がでました。歴史の教科書に残る全人類の大惨事です。

現代とは思えないのショッキングです。

先行きが不透明で、ガタ来ている感じもしなくはないのですが…

こんな時、やはり喫茶去

広州で購入した1998年の鐵観音(略称 老鐵)を淹れました。

艶やかな茶湯の色にうっとり。
年の重ねを感じる風味や口当たり
穏やかで底力強い。

保存用の陶罐は、「貴政山」と呼ばれるもので、潮州人が昔から錫の茶倉とともに茶葉の保存に重宝されたものです。


フェードル

2021-01-26 02:19:00 | 本・映画・舞台


ギリシア神話に基づき、フランス劇作家ラシーヌの名作フェードル。栗山民也演出。

緊急事態宣言を受け、一度発行したチケットが全部払い戻しになり、50%の席だけ再販売されました。

チケットの払い戻しと再購入、二度手間でしたが、それでも観に行きたかったです。

大竹しのぶさんをはじめ、俳優陣達の演技力に大いに感動し、和訳された美しいセリフが耳にも優しく、心地良かったです。

シンプルな舞台背景、俳優陣達の立ち振る舞いが美しく、見事に絵になるような構図でした。

舞台が終わり、客席からカーテンコールが五回も鳴り響きました。私も席を立ち、長く拍手しました。

俳優陣達の演技に対する感謝だけではなく、緊急事態宣言の中、工夫しながら決行された出演関係者全員への敬意を表したもののように思えました。


2017拓富后

2021-01-23 09:51:00 | 中国茶・世界のお茶


外はしとしと
着物の着付け、習ってから三ヶ月経つ
今日は初級の最後の補習日
雨の予報で 明日の修了式を欠席することにした

これから銀座校へ
はじめて自分寸法の着物とご対面

朝早く目覚めた
昨日潮州式で淹れた2017単叢拓富后がとても美味しかった

世界中コロナが相変わらず収まらず
期待していたワクチンの開発も
思うようにうまくいってないようで
このまま世間のどなたとも隔たる日が
いつまで続くだろう

水仙の淡い薫りに
心が少し癒されます




悟源澗肉桂

2021-01-11 10:55:00 | 中国茶・世界のお茶



どなた様から頂いた悟源澗肉桂かしら

力強いでありながら
茶湯が口の内側に当たる際のまろやかさと豊満感に満足

好きな馬頭岩肉桂と共通するものがあるなあ、と思いました。
調べましたら、悟源澗の南麓に馬頭岩があります。

同じように、水帘洞も慧苑坑に行く途中にあるため、風味が似てます。

土壌の特徴に影響されて茶の味わい、興味深いです。






横浜美術館

2021-01-10 11:01:00 | 街散策・旅行




横浜美術館のこのアングル
眺めるたびにセーヌ河畔のオルセー美術館と重なる。



1902 青い肩かけの女
当時のピカソが貧しい暮らしの中で描く女性。物憂げな表情と沈んだ色調。

1923 肘かけ椅子の女
青年ピカソの繊細と厭世感的な気分を顕になっています。
    
1927 肘かけ椅子で眠る女
ピカソが妻のオルガと結婚して、子が生まれた時。穏やかな心境が伺える作品

1960 座る女
愛人のマリーを作り、彼女をモデルにした作品。口の造形などに見られる表現は、当時険悪な関係に陥っていた妻オルガの面影をしのばせます。

目まぐるしく作風を変化する芸術家ピカソ
幼少期の写実から晩年の奔放、
女性を描き続けてきました。

一貫した画題で一連の作品を違う視野で鑑賞できました。
良い企画展でした。


夕暮れの横浜美術館