茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

最愛な母

2023-12-09 13:53:00 | 日常


最愛な母を亡くして二週間
悲しすぎると
心=心臓が痛むことを
切実に実感しました

母の訃報を聞き
父の元へ駆けつけた頃
今まで見たことのない父の姿でした

五十年以上付き添ったパートナーが
突如居なくなるショックを受けた父、
ロマンのある男だと知りました。

連日、父の話しを聞くことにしました。
初めて父から母との馴れ初め
若い頃の思い出を沢山聞かされました
愛し合った二人の間に生まれたことに、
私は改めて誇りを持ちました。

母がいなくなってから
心が痛む父とわたし
ともに歩み、慰め、励まし
お父さんとの距離が縮まった気がいたします

二週間経ったところ
徐々に癒えて
涙も出なくなりました
父も少しずつ立ち直りました
いくら悲しくても精神力が強い父です

亡くなった母の分まで強く生きよう
この冬、幾つか御茶の企画を予定していました
リスケジュールします
本来なすべきことをやりましょう!

自分を超える

2022-11-15 20:39:00 | 日常
浅田真央一年間の記録「私を超える」を観て、いい刺激をもらいました。
気持ちが不思議に落ち着きます。

ある時、母が大人になった私にある喩えを伝えました。
いつしかそれは私の人生の励みになっており、自分の子にも言い聞かせたいです。

頭上に果実が沢山ある果樹があるとします。
そこから足のつま先を立てる程で
手に届きそうなその実だけを取りなさい。

過去の自分を顧みる。
過去の自分を超える。


数年後の楽しみ

2022-05-29 16:40:00 | 日常




いつの事かしら、
マクス生活のずっと前に賑わう骨董市の様子を収めた一枚。
今と同じぐらいの初夏だった気がします。



ある時出会った錆び鉄の金具。壁打ちスタンドかしら、窓の枠かしら。
一目惚れしてしまいました。
購入した私に、売主が何に使うの
と聞きました。
「さー、分からないです。
でも惹かれますね」と正直に答えました。

そのまま何年も寝かしたが、
今年はこうやって使ってみることにしました。






















おまじないの歌

2021-12-18 22:48:00 | 日常


朝ドラ「カムカムエヴリバディ」を楽しみに鑑賞中

小豆のおまじない風に
茶淹れバージョンをアレンジして遊んでみました。
というか、ほとんどそのまま。
言語を変えると、
違う風に感じて面白い。

Listen to the water
Never trust the clock
Keep an eye on them
They're let you know what to do
lmagine the happy smiles of the people drinking them.
Be delicious,be delicious,be delicious…
That feeling will flow into the tea.

弘明寺、これまでありがとう!

2021-09-05 10:22:00 | 日常


もうすぐ離れる日が近づいてくる。
不意にこれまで弘明寺(ぐみょうじ)とあれこれのご縁を思い巡らした。


弘明寺、横浜市内最古の寺。

はじめて寺で祈願したのが、

お腹に八か月の命が宿ったときの事。

急な階段を登り切り、

喘ぐ私のために、

寺の住職さんが鐘を鳴らしてくださった。

寺院の屋根越しにその日の夕焼けが綺麗だった。

その二か月後に生まれた子が今は十八。

もちろん私も歳を取ったはずだ。


弘明寺と最初のご縁は学生時代に遡る。

商店街を挟んで市営地下鉄駅側の学生寮に私が住みはじめていた。

ここから大学生活が始まり、

大人への一歩を踏み出した。



弘明寺の商店街に静かに流れる大岡川がある。川辺の老桜の開花は、県内有数な桜の名所としても知られている。

江戸風情を名残る商店街に庶民の浴衣屋、駄菓子屋、お茶屋など今も健在する。


広州にいた五年間、日本に一時的に帰ってくる際、住ませてもらった部屋は、弘明寺の駅からかなり離れている。コロナ禍が勃発した後、急遽そこに私ひとりが住むこととなった。


駅から離れているおかげで、沢山歩いた。住んでいた"引越坂"という地名がまず面白い。気になって調べてみた。江戸から明治にかけて、戸塚方面から井土ヶ谷方面を抜けて横浜へつながる東海道の裏道(近道)として、人々にとっての貴重な生活道路だったらしい。網を引き越しして峠を通り抜く。そこから引越坂ときた。なんだか歴史の名残を感じる地名ではないか、と気に入った。


引越坂一帯は、横浜の丘陵地区、夜の風が尋常ではない。しかし、四季ごとに咲き誇る里山の野の花には恵まれている。野の花を持ち帰って生けるのが最大な楽しみなのだ。二年も住んでいれば、いつ何処にどんな花が咲くか、脳裏に花地図できた。里山の花草を離れるのが淋しい。


相方も私も生まれた星は風の星座なのだ。

いつまでも風になびかれて

転々とゆくのが私達の運命なのかな。

もしほんとにそうだとしたら、

至る処に景色ありと信じていたい。


弘明寺、これまではありがとう!