茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

祁眉

2019-05-30 07:00:41 | 中国茶・世界のお茶


外形では一瞬金駿眉かと思いました。

目をつぶれば、
味わいも金駿眉ではないかとの錯覚。

祁門紅茶の原料、小葉種の芽だけ摘んで製茶した「祁眉」。

蜜のような甘みが押し寄せた後、
「まとわりつく」茶湯のとろみ、
明らかなものでした。

別の日に頂いた桐木関三港村葉さんの今年の金駿眉、くちびるに残るネバネバ感はもっと明確なものでした。

初夏に口福のひと時でした。
ありがとうございました。

今様花伝書

2019-05-27 22:17:23 | 本・映画・舞台


日本美学を理解するため、どんな本を読んだ方がいい、と尋ねました。

送られてきたマスターピース、リストの中から、
まず花人 川瀬敏郎氏の『 今様花伝書』が、ほかを圧した。

中国では翻訳版の『四季花伝書』があることを分かりましたので、手に入れてみました。

タイトルを目にした時、かつて読み応えのあった世阿弥の『風姿花伝』を思い出します。

本書では世阿弥や能楽の花にも触れました。

カバーにあるスミレ、ゼンマイと枯蓮の作品は、聖書「受胎告知」のインスピレーションが降りかかったとか。

作品集『一日一花』とまたひと味違いました。花活けの実践テクニックが充実されており、読み進んでいくと、川瀬敏郎氏の深い深い花の世界へと誘い込まれていきました。

彦根城

2019-05-06 06:22:49 | 街散策・旅行


琵琶湖に囲まれた彦根城に訪れ
日本のお城の美に改めて感心した


井伊藩歴代の赤備え

記憶に残る能面の幽玄の美


井伊直弼の死とともに消えていた幻の湖東焼


一服のお抹茶と共に頂いた花菖蒲の生菓子の後、お皿に彦根屏風をモチーフした絵柄