製茶時期の茶山に前から行ってみたかった。
今年の清明節で二回目の鳳凰山訪問を実現できた。
客が何人いても、
潮州工夫茶では、
用意された飲杯、
あくまでも三つ。
伝統の潮州家庭では、
男性は家業の茶業を専念する。
潮州の女性は、家事と育児に専念する。
一日目は、ウートン村に。
農薬の必要がない
まさにお天道様の恵み。
除草も手で施す。
世間がウートン村に求めるものを村人は知っている。
そのため製茶も職人さんによる手作業を多く残す。
祖父の代と比べ、
今は茶農家にとっていい時代になった 。
と代々ウートン村で茶農家として営む三十代の茶職人が言う。
彼の幼い息子が私のそばに寄ってきた、
坊や、貴方もいずれは立派な茶職人さんになるのね。
ところで、村の名物
昨年まだ元気だった宋種の老木(450年〜500年)
今年の春とうとう芽生えることはなかった。
老木に詳しい村人に聞いてみた。
スワットの企業が億元単位を払ってこの老木毎年わずかの茶葉を買い占めているとか。
今頃、その企業が泣いているに違いない。
二日目は、ウートン村の麓から六キロ離れた北渓村に行った。
人生初のバイクに乗せてもらった。
お天道様に恵まれたウートン村とは違って、
「台地茶」や「平地茶」の茶農家さんは、苦労している。工夫もしている。
農薬を使わざるをえない。
量産で勝負をしなくてはならない。
理解の眼差しを送りたい。
現代技術による茶園経営の話しを沢山聞けた。
挿し木、接ぎ木の技術、
限られた茶園の有効利用。
茶栽培、茶園管理の話しがとっても面白かった。