ダージリンの世界へ誘い込む。
Clonal茶樹をメインに、五種類の茶樹からブレンドしたファーストフレッシュ。
淡白な味わいで、口に入った瞬間の感覚と変わらない。やがて香りが口腔に咲き始め、キリリとした繊細な甘みがさざ波のように広がる。波紋の力加減が徐々に強くなり、絶え間なく味蕾を押し寄せてくる。
そして悠長な甘みが戻ってきた。まるで颯爽なそよ風が青々とした高原を吹き抜け、白い野花の咲き誇る野原をかすめて過ぎていき、霧の立ち昇る寒い杉林を行き来し、最後に蜜たっぷり含んだきいろ小花畑へと飛びかかった。
(本より抜粋Puttabong Tea EstateのクィーンQueen)
ダージリンの自然風景をうまく溶け込みながら、茶湯の深みを比喩し伝える。達筆だ。
このような本、翻訳の意欲を掻き立てられます。
目を瞑ってどんな味わいのお茶か
想像をかき立てたくなる。
片手に本、片手に友人がくれた美味しいダージリンファーストフレッシュ。
途轍もなく楽しい時間だ。
ダージリン町の歴史、地理、文化
荘園の人達の暮らし
荘園ごとおすすめのダージリンティーの紹介
中国語なんだけど、おすすめの一冊。
著者は台湾麗采蝶茶館の二人のオーナーで、
そこにも訪ねてみたくなった。
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