外は、雪降りそうな寒さなのに、久々緑茶を淹れた。
新緑だった開化龍頂が、黄色く帯びはじめていた。
昨日は誘われて、出かけていた日本橋。
えむにさんのガラス蓋碗を持ちかえった。
こうやって、手に取りたい器が先に決まり、それに合わせてお茶を選ぶ日は、
一人飲みの時は、意外にも少ないことに気がついた。
昨日は、ユニットであるえむにさんの奥さん方に会え、
気さくな方で、とても話しをしやすかった。
そして耐熱ガラスの作家さんがまだ少ない日本では、
中国茶のための器づくりに、
どんな要素がいいか熱心に尋ねるお方。
会場には、顔見知りもいて、
もうえむにさんのこと、
この中国茶の世界では、とっくに秘密でもなんでもない。
それにしても、えむにさんのガラス茶器が、眩しすぎる。
エレガントなものは、私には似合わないと思って手を伸ばすことはほとんどなかった。
でもこの蓋碗だけは許してって感じ。
伸び上がる優美な曲線たちは、
たまらないほどの情緒がおび、
それがうまく伝わるような写真を撮れなくてごめんなさい。
そして今日は、申し訳ないほど、
とても優雅な気分にさせて頂いたのでありがとう。
大きめなガラス蓋碗を持っていなかったので、
大きめの方を頂くことにした。
これで春になれば、また仲間と緑茶の新茶を愉しもうと思っている。
でもね、今日だけは、豪快に一人飲みにさせて頂こう。
えむにさんのガラス蓋碗のおかげで、
今日のデスクワークがはかどる。
えむに日本橋三越展
1月21日(水)から2月3日(火)
日本橋三越5階特選和食器売場