茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

骨董通り散策

2013-11-01 21:52:30 | 街散策・旅行
表参道の茶茶の間を後にして、もう少し足を伸ばして、南青山の骨董通りまで行こうと思いました。

8年ほど前、骨董通り近くの会社に勤めていました。私には、懐かしい場所があります。

いけばな小原流会館脇の一本目の路地に入ると、かつて、ここに漢方茶室麗心という店があります。覚えている人がいませんか。

当時、時々同僚と、時々一人で、ここでよくランチを頂きました。古き漢方薬局と思わせるようなロビー、中国檀木風の窓枠、私はよく窓際に寄りかかりの席に座りました。

そこのランチは、健康に気を配ったメニュー揃いで味もとても美味しいです。食後にガラスポットに入った薬茶を頂きながら、最高のランチタイムでした。

その会社を辞めてから、仕事と子育てに追われる日々で、店には一度も行ったことがなかったのです。しかし、自分の中で、いつかまた行きたいと思っていたのか、引越しをしても麗心茶室のポイントカードを捨てずに持っていました。今となれば、記念に取っておきたいのです。

去年、南青山に用事があり、久々行ってみようと思い、かなり期待を込めて行ってみました。その店はもうありません。やはり、8年という年月は、長いものです。

今そこにあるのは、福井県アンテナショップー南青山ふくい291。


福井県勝山市は、日本一の恐竜王国です。恐竜の名前にもなったフクイラプトルとフクイサウルスが発掘されましたことが、恐竜好きの娘が教えてくれました。子どもがまだ興味をもつうちに、福井県に連れて行ってあげたいな~と思いまま、まだ連れて行ってません。

越前焼で有名な福井県、店内は、地元の作家さんの作品が豊富に取り扱っています。

越前焼で中国茶を淹れる人は、あまりききませんが、自分はその一人です。

去年、ここを訪れた時、何に使うか考える前に、衝動買いしてしまった越前焼の急須を持っています。

そして、今日も目の前の片口に一目惚れ、買うことにしました。土ごころというシリーズです。片口の大げさ感と薄口感の微妙なバランス感覚が気に入りました。もし土がまだ柔らかければ、意地悪して、指でぺちゃんと潰したくなるような、まさにそのようなデザインに惹かれました。

ちょうどレモングラスが切れたので、写真には写っていませんが、ここで単一のハーブも購入できます。

ナツメは福井県の特産品なんて、知りませんでした。写真のナツメのど飴を買ってみました。ナツメの味はほとんどしませんが、とても美味しいです。

福井県アンテナショップは、銀座にもあります。銀座には、食品を特化したショップで、福井県の伝統工芸品がたくさん取り扱っているのは、南青山のショップだけです。

ふくい南青山291を出た後、小原流会館の向かい側にあるいけばな・茶の湯道具の老舗つたやにお邪魔しました。


三十代半ばまでは、このような店に入るのは、相当勇気が要りました。しかし、四十を目の前にして、このような店に入りたくて仕方がありません。

今日は、茶道の世界で使う扇子や袱紗ばさみのことを見てみようかなと思いました。

仏様のような優しいおばあちゃんが、つたやの二代目だそうです。四代目になるお孫さんがまだ二十代かな。お二人に色々と親切に教えて頂きました。結局、今日は、勉強不足で何も買いませんでしたが、また近いうちに必ず行きます。今日は、ありがとうございました。

南青山ふくい291
東京都港区南青山5丁目4-41
グラッセリア青山内

いけばな・茶の湯道具つたや
東京都港区南青山5-10-5

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