写真 西湖龍井
西湖龍井を頂いた幾日前、台湾龍井の新茶を頂く機会がありました。
1948年、蒋介石(しょうかいせき)が軍隊を率いて、中国大陸から台湾に、たくさんの人々が移り住みました。人々とともに、海を渡ったのは、杭州の龍井です。
台湾の地でも故里の味を味わいたい思いです。
台湾龍井は、台北近くの三峡地区で栽培されています。長い年月が経て、台湾龍井は、台湾の土に馴染み、大陸龍井の群体種や龍井43号等とは、違い品種となります。一般的に、青心柑仔もしくは黄柑種のいずれになります。
見た目は、台湾龍井の方が、もっとくすんだ濃い緑になり、気候の違いで、長さも5-6センチほどあります。
豆香の大陸龍井に対し、台湾龍井の味わいは、一種の花香、軽やかな果香…表現するのに、言葉に悩みます。美味しく頂けるお味です^_^
大陸龍井と台湾龍井の新茶に、共通しているのは、産毛の厚みというところです。初めて見る人なら、綿と思ってしまう可能性が、なくもないかもしれません。
そして、茶杯の中、水の張力で、産毛が光って見えるところも、春の風物詩です。
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