
慈雨の中、蓮のほとり。香白韵の茶事「慈雨礼讃」にお邪魔しましたのは、十日ほど前のことです。
たくさんの感動を頂き、その日の余韻は今も心に響きます。

取り囲む水墨画で広がる想像の翼。蓮の異なる風景を堪能しながら、風格豊かな七つの茶席で極上の茶を味わうという設定には、
ある言葉を思い出させます。
濃墨淡茶

写真の腕のなさに痛感するほど、撮り切れないぐらい素敵なアングルがたくさんありました。
茶席のしつらえはもちろん、使われた器一つ一つが、みんな芸術品です。

それぞれ何を表現したいのか、眺めながら想像したくなります。
美術、音楽、踊りをもって、慈雨の中、蓮のほとりでのティータイムを表現する、茶事におかれる芸術の極致をじっくり味わいました。
あの神秘的な世界を醸し出すには、どれだけの想像力と実行力が必要かなと、想像にもつきません。
うらりん先生をはじめ、淹れ手の先生方々、裏でサポートされた皆様、
途轍もない素敵な空間を見せて頂き、ホントにありがとうございました。おかげで、素敵な時間を過ごすことができました。
プロデュースされたうらりん先生は、今回の茶事について、ご自分の思いを綴ってくれました。
茶事は、終わりましたけれど、先生の思いを一つ一つ吟味するのが、二重の楽しみです。
Cha-No-Yu China中国茶と和の粋
