たばこ1箱400円時代 10月1日にJT値上げ(朝日新聞) - goo ニュース
僕がたばこを吸っていたころは、220円の時代でした。
同じものの値段が約2倍になったのは、たばこくらいではないでしょうか。
たばこを吸っていたときには、「たばこなしではいられない!」というようなカラダになっていました。
たばこをやめた今、「なんであんな思考をしていたのだろうか」と思ってしまいます。
それほど、今になっては不必要なものになりました。
1日に20本以上のたばこを吸っていて、最低でも1分/1本の時間がかかるとして20分以上もの時間を大事にしていたのに、やめたらその時間はムダと思い、そして仕事の途中でたばこを吸いに行く人は時間をムダに使っていると感じはじめました。
これは自分の身近に起きた「
パラダイムシフト」でした。(おおげさ?)
モノの見方がこんなに簡単に変わってしまうのです。
常識とは、18歳までにあなたの精神の底に沈殿した偏見の堆積にすぎない
– アルバート・アインシュタイン, E・T・ベル『数学は科学の女王にして奴隷』(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
自分にとっての常識は、他人にとっての非常識であることがあります。
組織の常識は他の組織では非常識であることがあります。
僕は、たいていのことで「自分の意見が正しい」と思っています。
しかし、それは違うのです。
今の立場や環境においては正しいのかもしれませんが、一歩違うところに行けば、誤りである可能性があります。
たばこをやめたことで、そのことを認識できました。
「弁護士の人は裁判の時に、自分側と相手側の両方の意見を理解しないと裁判はできない」といいます。
そして、弁護士の人は「両面から考えることでモノゴトを深く理解する思考を持っていると」言っています。
片側だけで見ていると、考えに偏りが出てくるのです。
それを防ぐには、「相手の立場になって考える」ことが必要だということです。
営業(セールス)の世界もこの考えが必要です。
セールスパーソンは、「自分の売り上げを上げるために売り込む」というイメージがあります。
しかし、この考えでは優秀なセールスパーソンにはなれません。
自分の扱う商品で、どのようなメリット(問題解決)があるのかを説明し、相手に理解してもらい、それを相手から欲しいといわせることができるセールスが優秀なセールスパーソンなのです。
それには、片側からの考えだけでは到達できません。
意見を言うとき、「この反対意見はどういうものがあるのだろうか?」と考えるのです。
とはいえ、僕は自分の考えだけで思考してしまっています。
相手の立場から自分の意見を客観的に見るようにトレーニングしていこうと思っています。
いま、こんな時代にたばこを吸い続けている人の考えとは、どのようなものなのだろうか?