KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

国際線「燃油特別付加運賃(サーチャージ)」について考える。

2006年07月24日 21時20分06秒 | トラベル
ガソリンの値上がりの影響がでてきています。

ハワイに行く航空券に付加されるサーチャージがもっともインパクトのあるものです。

最近では、海外通販で商品を購入したところ、配送料金が割り増しになりました。(重量か大きさが想定以上だったらしい)

クルマのガソリンは、ほとんど近所しか走らないのでさほど影響を受けていません。

原油高といわれていますので、どれだけ高くなったかを検証してみようと思います。


石油連盟」の資料より

これはものすごい値上がりですね。

値段が安い時期のハワイ格安航空券では9月の上旬で45,000円くらいだったと思います。いまは62,000円くらいです。これにサーチャージがかかりますので、さらに負担が大きくなります。

なんと16,000円!航空代金25%増しということです。

ところで、サーチャージは含まれていませんが、このツアー安すぎますね。

送迎・説明会なしの完全フリープラン!ハワイ5日間41800円~!



ここで、ジェット燃料のケロシンの価格について見てみましょう。


Source: U.S. Energy Information Administration
この表は、Source: U.S. Energy Information Administrationのデータが表示単位は米セント、1ガロン当たりなので、表示額に0.42を乗じて1バレル当たりの米ドル額に換算しています。小数点2桁を四捨五入しています。(マイクロソフト エクセル使用)

さらにデータが欲しい方は、Energy Information Administrationにアクセスしてください。エクセルファイルも取得可能です。

1998年12月に14.2ドルだったのが、なんと2006年6月では86.2ドルになりました。ほぼ6倍です。

この値上がりから考えると、サーチャージの金額は企業努力といったところなのでしょうか。

また、航空券代金に対して燃料の代金が占める割合が低いのでしょうか。(印象として航空代金の半分が燃料だと思っていました)

さて、なんで会社が違っても、サーチャージの金額が同じなのでしょうか。





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現在のサーチャージが値下がりする場合。







現在のサーチャージが値下がりする場合まで同じなので、なんらかの協定があるのかと思って探しましたが、それらしい協定はなく、ANAのホームページを見たら、「国際線「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)の改定を申請ANAグループは、2006年1月20日(金)、国際線における「燃油特別付加運賃」(いわゆる「燃油サーチャージ」)の運賃額改定を国土交通省に申請いたしました。」とありましたので、各社の申請ベースと判断しました。

日系エアラインだから同じなのかも。国内の特別割引料金まであわせています。


そこで、日系エアラインと外資エアラインでサーチャージが違うかどうか調べてみましょう。





値段が違いました。
ノースウエスト航空は日系エアラインより片道で1,000円高いのです。
印象では日系エアラインの方が高くしそうですが。

もうひとつ、ユナイテッド航空ではどうでしょうか。



ユナイテッドとノースウエストが同じですね。

ではチャイナではどうでしょうか。


円換算の金額は内のですが、ドルベースでは最も安い60ドルです。

日系エアラインより6ドル安いですね。

サーフボードをタダで運んでくれますし、いいですね。(乗ったことはありませんが)



「結局、なにがいいたいんだ」と言われそうですが、原油の価格の推移と、航空会社のサーチャージの現状を調べて学ぶ事ができました。

自分的には成果があったと思っています。(笑)



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