「しっかり読んでおけば分かることじゃないのかな」と思うことがありました。
携帯電話の通話料でパケット通信費用についてのトラブルが国民生活センターで発表されました。
パケット料金にご注意!予想以上に高額になることも
-携帯電話のパケット通信関連相談をめぐるトラブル-
上記の内容詳細はこちら[
詳細情報(PDF 192KB)]
(1)パケット料金についてのトラブル
パケット料金の存在をしらなかったケースや、パケット通信料の単価を知らずに使っていたら高額な請求が来たといった内容です。
(2)パケット定額のプランでも定額の範囲外を理解していないトラブル
携帯電話のパケット通信料の定額制はPCと接続した場合は範囲外にしている事がほとんどです。携帯電話からインターネットを見た場合は定額ですが、PCに接続した場合は別料金になりますが、それを知らずにインターネットをたくさん見てしまい高額な請求が来たといった内容です。
***** (1)(2)とも、販売業者が「説明が不十分で、消費者が十分に内容を理解できていない」という問題がもっとも大きいという前提で以下をお読みください。*****
これらの問題は、購入する側の理解不足によるところも否めないと思います。
子供が使った例もありましたが、購入したのは保護者です。
携帯電話の料金プランはわかりにくいという問題がありましたが、それを理解せずに使うのも問題なのです。
料金の上限設定ができることはパンフレットやホームページに書いてありますし、PC接続の場合パケット定額から除外されることも同様に記載されています。
国民生活センターの資料に消費者の意見として、「契約時には説明がなかった」とか、「お店がきちんと説明してくれていれば、使うことはなかった」や、「販売店では海外での使用の際のパケット料は定額対象外であることを説明してくれなかった。説明してほしかった」という要望がありました。
確かにもっともなのでこれを否定するつもりはありませんが、携帯電話の契約に関しての注意点を説明する販売店は多くないと思います。
おそらくこんな感じかと・・
お客様>「これください」
店員>「この機種ですね。色は何にしますか?料金プランはどれにしますか。」
お客様>「うーん・・・」
店員>「いまどれくらい支払っていますか?」
お客様>「8,000円くらいです」
店員>「ならスペシャルセットプランが良いと思います。あ、それとこの携帯電話の値段の場合、留守番電話と指定番号通話プランなどがセットで契約していただきますが、よろしいですね」
お客様>「はい。そしてパケット定額にしてください。あ、これって海外でも使えますよね、海外旅行に行くので・・・。」
店員>「はい大丈夫です、海外でも使えますよ。それと・・・えーっと、パケット定額プランをセットですね。それではこちらへ署名とサイン、身分証明書類をお願いします・・」
このようなケースは店員の説明不足なのですが、この販売が当たり前に行われていると思います。
そこでどうしたら、自分が不快な思いをしなくて良いかを考える必要があります。
それには、パンフレット、関連書籍や情報雑誌・新聞、インターネット、そして詳しい人に聞くなどして情報を得ることが必要です。
情報を得て考えることです。
たとえば、「外出先で携帯電話とPCをつないでインターネットやメールをするのだけれど、どのプランがいい?」と聞かれれば、(一例ですが)この機種ならPCがいらなくなるし、その他の機種でも
ウイルコムなら定額が可能だよ」とアドバイスするでしょう。(もちろん、複数の電話会社を取り扱っているきちんとした販売店でも同様のアドバイスが受けられると思います。)
W-ZERO3(WS004SH)[年間契約]

やはり「パンフレットを読み込むこと」が重要だと思います。
これには読むチカラが必要で、日ごろから活字を読んで取り込むことが必要です。
読書の習慣があるとないとでは学力に大きな差がでると先日読んだ、「
頭は必ずよくなる」に書いてありました。
ニュースでも学力の低下を前提とした(?)テストが実施されています。
携帯電話やPCの普及で読解力の低下が問題とされていますが、そのとおりの結果がでるのでしょうか。
もしそうであれば、今後、あらゆる契約の場面で国民生活センターへの苦情が増えるでしょう。
全国一斉テスト「中下位想定の問題」 学力低下把握 効果は…(産経新聞) - goo ニュース